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琵琶湖から紅葉の石山寺へ船で「石山詣で」 湖上で花火も

ライトアップされた石山寺の紅葉

ライトアップされた石山寺の紅葉

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 紫式部ゆかりの地で琵琶湖と花火、紅葉を楽しむ「花火と紅葉が彩る秋の絶景石山詣」宿泊プランが11月15日、びわ湖大津プリンスホテル(大津市におの浜4)で提供される。

湖上に打ちあがる花火を船上のデッキから鑑賞

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 現在放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」にちなみ、プリンスホテル港から外輪汽船「一番丸」に乗り、紫式部が「源氏物語」の着想を得たといわれている石山寺まで琵琶湖から瀬田川をクルージングする。船内では紫式部や紅葉をイメージした和食弁当を提供。紫式部の好物だと伝えられているイワシや平安時代にも食されていたとされるチーズのような乳製品「蘇(そ)」などで平安文化を感じられるように工夫した。滋賀県在住の講談師、旭堂南風さんによる石山寺と紫式部にまつわる講談もあり、解説リーフレットを見ながら聞くことができる。

 石山寺では紅葉と国宝の本堂や多宝塔などをライトアップする「あたら夜(よ)もみじ」が11月15日~12月1日に開催される。ツアーでは、石山寺で下船して「あたら夜もみじ」を観賞し、現在開催中の「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」を見学する。希望者は地元のボランティアガイドによるガイドツアーにも参加可能。帰りの船では琵琶湖に上がる花火を湖上から見る。

 今年初めてガイドツアーを企画。広報担当の森田安珠さんは「写真スポットや見どころの案内に加え、石山寺創建の歴史や紫式部と石山寺に関わる伝承などを紹介することで、紫式部ゆかりの地としての石山寺の魅力を体感してもらいたい」と話す。

 「びわ湖大津プリンスホテルからほど近い打出浜からの石山詣では、平安時代の女流文学者の間でも流行したと伝えられている。当時の平安貴族の気分を追体験しながら、船内で紫式部にまつわる講談を聞き、より没入感の高い石山詣でを楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 料金は3万7,130円~(宿泊料、石山寺入山料など込み)。

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