大津市は6月12日から、市内で活動するグループを対象に、介護予防のための「おおつ光ルくん体操」の無料出張指導を始めた。
「おおつ光ルくん体操」は、2006年4月の改正介護保険法で「介護予防」が導入されたことがきっかけとなり、大津市の介護予防事業の一つとして考案されたご当地体操。14種類のストレッチと28種の体操から構成され、ほぼすべての動きをいすに座ったまま行うことができる。
ネーミングに使われた「おおつ光ルくん」は昨年大津市で開催された「源氏物語千年紀in湖都大津」のマスコットとしてとして誕生し、今年2月には初の市観光キャラクターに任命された大津生まれのゆるキャラ。「千年を超えて愛され続ける源氏物語、その21世紀版光源氏として誕生した光ルくんにあやかって、市民に長く愛される体操として広く普及してほしい」(健康長寿課の中村さん)という願いを込めて名付けられた。
出張指導では市の理学療法士が会場へ出向き、参加者のレベルに合わせて1時間程度の指導を行う。
中村さんは「現時点で既に13の団体から問い合わせがあり、本日(12日)実施された第1回無料出張会でも、参加者から手軽に体を動かせて楽しいなどの声が聞かれるなど、反応は上々」と話し、「光ルくん体操が、体を動かすきっかけとして普段の生活に浸透すれば」と普及に期待を寄せる。