おむすびと豚汁、漬物などを提供するブースが出店する屋外イベント「おおつむすびマルシェ おむすびと、」が2月16日、JR大津駅前ひろば(大津市春日町)で開催される。
大津駅前におむすび専門店「おむすびCafeれりまの」や、漬物店の京茄子(なす)所あさ田のおむすび専門店「ニギハヤ」、野菜ソムリエの角見順子さんの「ベジラブ」など8店がおむすびのブースを出店。そのほか「おむすびのお供」として、スープのキッチンカー「スープのある日常」や漬物店「丸長」、就労継続支援B型施設「美輪湖(びわこ)マノーナファーム」など18店が出店する。
会場ではおむすびの具材選手権「どの具がGoo?」を行う。アンケートに答えて、ボードに好きな具材のシールを貼った人には、弁当箱やふりかけなどを進呈する。
おおつむすびマルシェは2024年11月に「パンと珈琲(コーヒー)」、12月に「ご褒美スイーツ」と、毎回テーマを変えて開催している。実行委員長の田中亜由美さんは、地域活性化イベントや認知症カフェを企画運営する任意団体「musubi」として活動している。田中さんは「母が認知症を発症したことをきっかけにボランティア活動をしてきたが、関心の薄い人にも認知症について知ってもらいたいとイベントを企画した」と振り返る。
会場では認知症についての理解を深める展示も用意する。田中さんは「認知症の人は日常に紛れている。スーパーや街角で困っているかもしれない。イベントを通して認知症について知ってもらい、誰もが安心して暮らせる町づくりのきっかけになれば」と話す。
「認知症の人も気軽に社会に一歩出て、人とつながる機会になれば。みんながありのままで生き、温かく、緩く、おむすびのように結ばれてほしい。スタッフに気軽に声をかけてもらえれば」と呼びかける。
開催時間は11時~15時。雨天決行、荒天中止。