
プロバスケットボールBリーグの島田慎二チェアマンとBリーグ1部の滋賀レイクスの原毅人社長が2月10日、佐藤健司大津市長を表敬訪問した。
滋賀は、2026年に開幕するBリーグの新トップカテゴリー「B. LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」に参入することが決定している。島田さんは「Bプレミアに参入するという価値を最大限生かしてほしい。新リーグは地方創生リーグでもある。地方のクラブが結果を出しやすいようにルールを変える。日本中のクラブ・自治体が夢を見ることができるように制度を整えていく」と説明。佐藤市長は「確実に観客数は増えている。今まで関心のなかった人もBプレミアをきっかけに注目し、『支える・見るスポーツ』の裾野が広がっている。スポーツを通じて町を元気にしていきたい」と話した。
島田さんは試合開催時にアウェーのファンが多く来場することから「地元の経済効果に寄与し、名所を観光するスポーツツーリズムの観点から自治体と連携してもらえれば」と期待する。
2月9日の滋賀対シーホース三河の試合終了後、滋賀のファンと交流するイベントに参加した島田さん。「Bリーグのファンがどのように考えているかを近くで感じ、経営判断に生かすために、今シーズンから各地のファンとの交流を始めた。滋賀のファンの熱量は全国でもトップ3に入る。直接会っても会場の雰囲気そのままに元気で、レイクス愛が強く、滋賀県に対する誇りも感じた。滋賀愛が強いから『負けたくない、勝たせたい』という思いがあの声援になっていると思う」と話した。
現在3勝33敗で最下位の滋賀レイクスについては「これだけ熱量のあるファンを味方に付けているクラブはない。あとは経営力を高めてチーム強化を図ってほしい」とエールを送った。