
Bリーグ1部の滋賀レイクスが4月5日・6日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で佐賀バルーナーズと対戦した。
接戦となった5日。滋賀は試合残り時間35秒で佐賀に逆転されるが、残り13秒、19歳の長谷川比源選手が3ポイントシュートを決め、再逆転。残り13秒を守り切れば勝利をつかめたが、残り1秒で佐賀に得点され、79-80で敗れた。
6日は、3クオーター終了時点で60-58と2点リードしていたが、4クオーター、佐賀に連続で得点され、60-66と6点差に。インサイドを固める佐賀のディフェンスに対して、滋賀はマーキース・カミングス選手と長谷川選手が3ポイントシュートを決め続け、試合時間残り1分49秒、長谷川選手の3ポイントシュートで77-75と逆転する。しかし、勝負所でリバウンドを取り切れず、77-82で敗戦した。
2日連続で接戦を落とした滋賀だが、長谷川選手がクラッチタイム(勝敗が分かれる場面)で3ポイントシュートを決めた。6日は35分37秒出場し、チーム最長。10得点、11リバウンドでダブル・ダブル(1人の選手が得点、リバウンド、アシストなどの中から2つの項目で10以上を記録すること)を達成した。長谷川選手は「ダブル・ダブルをしても勝たなければ意味がない、この2戦は勝てた試合でもあるし、勝てていれば次の琉球にも良い勢いを持って挑めたと思うので、本当にこの2戦を落としたことに関しては自分としても責任を感じている」と話す。
滋賀の前田健滋朗ヘッドコーチは長谷川選手について「チームの中でも存在感というのは相当大きい。若い選手が活躍することはプラスになる」と評価する。接戦を勝ち切るために足りないのは、「リバウンド、トランジション、ディフェンス、1対1、ピックアンドロール、ポスト、スクリーン、全部。得点を取れない中でも、リバウンドを取って2回目のシュートの本数を増やすことが必要。要因は一つではなく複数ある」と話す。