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滋賀レイクス、A東京に連敗も「Next mam up」 宮本選手が守備で貢献

宮本選手の活躍を喜ぶ田原選手 ©B.LEAGUE

宮本選手の活躍を喜ぶ田原選手 ©B.LEAGUE

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスが4月19日・20日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)でアルバルク東京(以下A東京)と対戦した。

2Q残り6分26秒、3ポイントシュートを決めた宮本選手

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 滋賀は得点源のブロック・モータム選手が脳振とうの影響で欠場が続く中、前田健滋朗ヘッドコーチの「Next mam up(エースの欠場時に別の選手が活躍する)が必要」という言葉に、各選手が意気込んで臨んだ。

 19日はリーグ最少失点のA東京のディフェンスに対して、滋賀は攻撃の形をつくることができず、試合は56-86で敗戦。チーム全体のシュート確率が34.8%に抑えられる中、ジュリアン・デュクリー選手が16得点と奮闘した。

 3クオーター(Q)終了間際、滋賀の下部組織U18所属で高校3年の梶原悠真選手が出場し、ホーム戦デビューを果たした。4Qにも出場した梶原選手は試合時間残り2分にファーストタッチで3ポイントシュートを決め、Bリーグ初得点。梶原選手は「最高だった。今までこんな声援を受けたことはなく、間違いなく自分のキャリアの中で一番の3ポイントシュートだった」と喜んだ。

 20日は試合開始からディフェンスの強度を上げた滋賀。A東京のキーマンとなる選手に、滋賀の3番ポジション(スモールフォワード)の長谷川比源選手、江原信太朗選手、宮本一樹選手が交代でマッチアップ。今シーズンは試合出場時間が減り、特に長谷川選手加入後の12月からはベンチ登録外となることが多かった宮本選手が「Next man」として奮闘。激しいディフェンスで東京の攻撃を防いだ。

 宮本選手は「(出場時間が限られている中で)最初の1プレーで結果を出さないといけなくて、最初の攻撃をワンストップして僕の中でも気持ちが乗ってきた」と振り返る。宮本選手がいいディフェンスを見せると観客から歓声が上がり、2Q残り6分26秒に3ポイントシュートを決めた瞬間、会場が大歓声に包まれた。

 ディフェンスで粘りを見せた滋賀は野本大智選手のスチールからの速攻などで得点し、僅差の攻防を繰り広げる。試合時間残り54秒、デュクリー選手のバスケットカウントで同点に追い付くも、あと一歩届かず、64-68で敗戦した。

 試合後、宮本選手は、出場機会を得られない期間が続いた今シーズンについて「今話していても苦しい」と心境を吐露した。「田原(隆徳)選手がすごく気遣ってくれて、何十試合も連続でベンチに入れない時も声をかけてくれた。『お前はいつでもやれるから準備しておけ』と言われて、その言葉に救われた」と振り返る。「途中、精神的にもプレーでもうまくいかず、難しい時期もあったが、『シーズンは長いから、まだまだチャンスある』と言われて少し前向きになれて、ここまでやり続けられた」と感謝する。

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