
Bリーグ1部所属の滋賀レイクスが5月3日・4日に島津アリーナ京都(京都市北区)で開催された2024-25シーズン最終節で京都ハンナリーズと対戦した。
両日とも競った展開となるも、勝ち切れず、滋賀は2連敗。最終成績は8勝51敗。B1最下位でシーズンを終了した。
昨シーズンB2優勝し昇格した今シーズン。敗戦が続き、ホームでは4勝のみだったが、平均入場者数は4345人と過去最多を記録した。最終節も多くのレイクスブースター(ファン)が会場に駆け付け、声援を送った。キャプテンの野本大智選手は「この2日間、滋賀からたくさんのブースターが来てくれて、本当にものすごい応援で、まるでホームかのような雰囲気をつくり出してくれた」と話す。
アウェーの試合でもホーム会場で流れる応援BGM「NaNa」をブースターが歌い、応援する場面も見られた。ブースター歴13年の藤井渚さんは「最終戦に向け、4月からアウェーで『NaNa』を歌い始めた。レイクスは3クオーターに失速することが多かったので、応援は関係ないかもしれないが、3クオーターが始まる直前のタイミングで歌い、チームを後押ししたかった」と話す。「今シーズン一番印象に残っているのは18連敗を止めたサンロッカーズ渋谷戦。諦めずに応援し続けると思いはかなうのだとレイクスに教えてもらった。B2優勝した昨シーズンより、今シーズンの方がレイクスの魅力に気付いた」と話す。
滋賀の前田健滋朗ヘッドコーチは「ブースターの皆さんが誰よりも後押しして信じてくれた。もっといいプレーができたのではないか、こうしたらよかったのではないかというのはあるが、最終戦、選手たちがしっかりと戦ってくれたことと、皆さんの後押しに本当に感謝している」と話した。