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草津の日本茶専門店「千紀園」に茶房 カウンターで抹茶をたてて提供

抹茶をたてる店主の大石さん

抹茶をたてる店主の大石さん

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 日本茶専門店「千紀園 草津本店」(草津市上笠2)店内に5月23日、抹茶や和菓子を提供する茶房がオープンした。

蕨餅、水ようかん、きんとんの「果子三味(かしざんみ)」

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 千紀園は江戸時代創業で、3月に草津本店を聚楽(じゅらく)仕上げの壁や琵琶湖産のアシを使う天井など、和を表現した建物にリニューアル。今回、日本茶や茶道の道具、茶わんなどを販売する売り場の奥に、茶や菓子を提供する茶房を開設した。

 茶房のカウンターには炉をしつらえ、目の前で抹茶をたてて提供できるようにした。ほうじ茶も注文を受けてから朝宮茶をいって仕上げて提供する。わらび餅やあんみつ、季節の和菓子も用意する。

 店主の大石直永さんは「日本茶の販売だけでなく、『お茶の世界』を伝えたいと思い、茶房をオープンした。抹茶をたてているところを見る機会が少なくなっているが、ここに来て本物に触れてもらいたい」と話す。今年の夏には店の2階に茶道や着付けなどを学べる文化サロンをオープンする。大石さんは「物販と茶房、文化サロンを通じて和の文化を体験できる施設にする。お茶文化を中心とした和文化を大切にして、次の世代につないでいきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~17時。物販は水曜定休、茶房は月曜~水曜定休。

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