
びわ湖大津プリンスホテル(大津市におの浜4))に7月12日、琵琶湖博物館(草津市下物町)とコラボレーションした客室「びわ湖体験ルーム」がお目見えする。
同客室は19階の1室。琵琶湖博物館の展示物や図鑑、グッズなどを用意する。壁に琵琶湖に生息する魚のグラフィックボードを飾る。
ドアを開けた所には絶滅危惧種・ナゴヤダルマガエルの大型模型を置く。模型の大きさは約50センチ。琵琶湖が見える窓際には、かつての湖上で水運を担っていた丸子船の模型も。ベッドスプレッドにはビワコオオナマズなどのイラストを描いた。壁には、縦110センチ、横350センチの琵琶湖の魚のグラフィックボード。湖中の映像と琵琶湖を走行中の船で撮影した映像を見られるVRゴーグルのほか、図鑑や琵琶湖博物館の研究成果をまとめたブックレットなど書籍20冊も用意する。
同ホテルマーケティング担当者の菊池百季乃さんは「ファミリーの宿泊が多い夏休みに、子どもたちに楽しく学んでもらいたいと企画した。琵琶湖にこんな生き物がいると知ってもらい、琵琶湖を通して滋賀県の魅力を発信できれば」と話す。
土曜・日曜・祝日は、杢兵衛造船(大津市今堅田1)がびわ湖大津プリンス港と琵琶湖博物館がある草津烏丸半島港を結ぶクルーズ船を運航する。菊池さんは「宿泊客には琵琶湖博物館に行きたいと思ってもらいたい。観光促進になれば」と期待を寄せる。
宿泊料は1万7,290円~(2食付き、プール入場料などを含む)。9月15日まで。