
大津ロータリークラブ創立75周年記念ガラ・コンサート「大津新世界」が12月13日、びわ湖ホール(大津市打出浜)で開催される。
大津市育ちの篠崎靖男(崎はたつさき)さんが指揮を執り、関西フィルハーモニー管弦楽団に大津市にゆかりがある演奏家を加えた特別編成の「大津ロータリークラブ75周年記念スペシャル・オーケストラ」が演奏する。2025年5月に開催されたエリザベート王妃国際音楽コンクールで2位に入賞した大津市出身のピアニスト久末航さんがソリストを務め、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」を演奏する。
篠崎さんは「オファーした後に世界的なコンクールで入賞して驚いたが、音楽に対して真っすぐ正々堂々と取り組み、本当の美しさを表現する久末さんが世界で認められたことに納得した。一緒に汗をかいていい演奏にしたい」と話す。
久末さんは受賞後、地元大津市で演奏するのは初めてとなる。久末さんは「これまでお世話になり、温かな応援をくれた皆さんに演奏を届けられることを今から楽しみにしている」と意気込む。
2部はスペシャル・オーケストラと大津市内の小学生から大学生の演奏団体が共演する。大津児童合唱団とはチャイコフスキーの「花のワルツ」で、大津ユーゲントアンサンブルとはドボルザークの「新世界より」などで共演。
篠崎さんは「後半はどんどんステージ上に人が増えていく。曲はアメリカ、ロシア、ドイツなど世界各国の曲を選んだ。同じ地球で生きている仲間として、他の国を理解するきっかけにもなれば」と呼びかける。
開演時間は14時30分。入場料は25歳以上=3,000円。24歳以下=1,500円。6歳未満入場不可。チケット一般発売は7月26日。