
女性起業家支援イベント「GIRAFFES JAPAN KINKI × up stream vol.2~女性が抱える社会課題のその先へ~」が9月27日、守山市役所(守山市吉身2)で開催される。
ワークショップでは課題について原因と解決方法、ビジネスアイデアを考える(写真は2024年開催時の様子)
初開催の2024年は女性起業家を増やすことを主眼としてイベントを開催した。2回目となる今回は、「女性の社会課題にチャレンジする」をテーマに、フェムテック(女性特有の健康課題をテクノロジーで解決する製品やサービス)、キャリア形成、介護、防災などを起点に、官民・支援機関・起業家が協働し、新規事業の種を創出することを目的に行う。
子育てに関する情報のプラットフォーム地図アプリ「iiba(いいば)」を開発・運営する逢澤奈菜さんが「子育て領域でスタートアップとして上場を目指す挑戦」をテーマに講演。「子どもを産みたくない社会から産み育てたい社会」に向けての取り組みを話す。
その後、逢澤さんと企業の女性活躍推進に取り組む京セラコミュニケーションシステムの堤千佳さん、滋賀県で子育て応援カフェ「LOCO」を運営する宮本麻里さんが「官民で作る女性活躍が当たり前の社会」について対談する。
守山市企業連携室係長の杉本悠太さんは「起業だけでなく、副業を行う人や、会社員として起業マインドを持っている人も応援したいと企画した。女性起業家は毎年相当数生まれているが、営業経験がなく、認知度を上げることができず、1年後にはやめている人も多い。企業や行政の協力も必要。そのきっかけにもしたい」と話す。
女性のビジネスプラン発表会「LED関西」に出場し、ファイナリストに選ばれた抹茶ツーリズムの新条正恵さん、dive in LIFEの熊谷理美さんのトークセッションや、金融機関の融資担当者が女性起業家支援について話すコーナーも用意する。
ワークショップでは、参加者がフェムテック、キャリア形成などのテーマごとにビジネスアイデアを検討し、発表する。
イベントを運営する「しがとせかい」(湖南市)の中野龍馬さんは「女性起業家にとっての壁を少しでも取るために何ができるかを考えるイベントにしたい」と話す。
開催時間は13時~16時。参加無料。