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滋賀ロケーションオフィスに「翔んで埼玉」でJFC特別優秀賞

「JFCアウォード特別優秀賞」の表彰を受ける滋賀ロケーションオフィスの有田さん

「JFCアウォード特別優秀賞」の表彰を受ける滋賀ロケーションオフィスの有田さん

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 映像制作を支援する団体「滋賀ロケーションオフィス」(大津市京町4)が10月28日、「JFCアウォード特別優秀賞」を受賞した。

表彰された岡山、富山、滋賀の各ロケーションオフィス

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 同賞は各地のフィルムコミッションやロケ支援の取り組みをNPO「ジャパン・フィルムコミッション(JFC)」が顕彰する制度。滋賀ロケーションオフィスは2023年公開の映画「翔(と)んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」への支援で2024年に「FCアウォード」を受賞。2015(平成27)年から2025年までに受賞した11団体の中から特に優れた3団体を選び、その中から「経済産業大臣賞」を授与する今回の授賞式では、富山県ロケーションオフィス、滋賀ロケーションオフィス、岡山県ロケーションオフィスの3団体が選出された。滋賀ロケーションオフィスは、最高賞の「経済産業大臣賞」の受賞は逃したものの、映画の作品作りから深く関与した点と「自虐と誇り」を融合した取り組みなどが評価された。

 滋賀ロケーションオフィスの有田高志さんによると、「翔んで埼玉」のパート2への支援は同団体が2020年、ロケ候補地の奈良県と和歌山県、滋賀県を訪れた監督の武内英樹さんと脚本家の徳永友一さんに「滋賀県の自虐ネタ」をアピールしたことで決まったという。紹介したネタの数は30で、滋賀県民が京都・大阪府民からディスられた時の常とう句「琵琶湖の水止めたろか」や、交通安全看板「とびだしとび太」、マイアミ浜、琵琶湖疏水、西川貴教さんなど。全て映画のエピソードとして採用された。同団体が考えた「滋賀ポーズ」も映画の中で披露された。

 有田さんは「映画のロケ地になると、撮影隊の宿泊や食事の需要が生まれるほか、映画の公開後も『聖地巡礼』で観光客が増える。実際、『翔んで埼玉』公開後、彦根城の入場者が2割増えた。今後も映像の力で滋賀を全国に売り出していきたい」と話す。

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