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草津駅前に鮮魚卸直営レストラン「静屋」 「山崎真鯛」のたいしゃぶなど

「魚屋直送 旬魚と鯛しゃぶ 静屋」店長の田辺さんと料理長の辻さん

「魚屋直送 旬魚と鯛しゃぶ 静屋」店長の田辺さんと料理長の辻さん

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 鮮魚仲卸業を営むマリングレイス(大津市瀬田大江町)の直営店「魚屋直送 旬魚と鯛しゃぶ 静屋」(草津市大路1)が11月16日、JR草津駅近くにオープンした。

「魚屋直送 旬魚と鯛しゃぶ 静屋」で提供している「山崎真鯛」のたいしゃぶ

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 「ここが滋賀の海」をコンセプトに、愛媛県宇和島で養殖するオリジナルブランドの養殖タイ「山崎真鯛(まだい)」のたいしゃぶや、鮮魚の刺し身など魚料理を提供する。同社が飲食事業に進出するのは初めて。

 同店の看板となる「山崎真鯛」は、独自配合の餌を使い、脂質を抑え筋繊維の細かい身質になるように育てている。養殖特有の臭みが少なく、しっかりとした身と日持ちの良さが特徴という。計画生産と計画出荷によって年間を通じて安定供給が可能で、店舗ではたいしゃぶや刺し身などにして提供する。

 料理を手がけるのは、ホテルレストランでの経験を持つ料理長の辻義晴料さん。料理はたいしゃぶのほか、ランチの「旬魚三段お弁当」、夜の「鯛しゃぶコース」など。仕入れに応じて希少魚や規格外魚も扱う。

 オープンの背景には、同社社長の田中一男さんの「滋賀でも本当においしい魚を食べてもらいたい」という思いがある。「近年の魚離れや漁業環境の変化に危機感を抱いていた」と田中さん。「山崎真鯛」の生産者とは10年以上にわたって取引を続け、安定的な買い取りと適正な価格を示すことで、生産者支援にもつなげてきた。「魚の生産から関わっている飲食店はあまりないと思う。質の高い魚を選び、魅力を直接届けられる場にしたい」と意欲を見せる。

 営業時間はランチ=11時~14時、ディナー=17時30分~23時。水曜定休。

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