食と演劇が融合した体験型ディナークルーズ「びわ湖ワンダーナイト」が来年2月から3月にかけ、琵琶湖で運航される。企画・主催は琵琶湖汽船。
クライマックスには湖上から花火が上がる(写真提供=琵琶湖汽船)
サブタイトルは「湖魚とあなたの協奏ミステリー」。客船「ビアンカ」船内のレストラン会場が舞台となり、舞台と客席の区別はなく、気付かないうちに演劇が始まり、来場者が物語の一部として自然に参加する没入型の構成。演劇と食事、クルージングを一体で楽しんでもらう体験型イベントとして運航する
制作は体験型演劇「演劇ごはん」を手がけるAlave(東京都文京区)。琵琶湖に住む湖魚をモチーフにした登場人物たちが繰り広げるコメディータッチの物語で、来場者の反応次第で展開を変える。夕暮れから夜景へと移り変わる湖上の景色を演出の一部として取り込み、クライマックスでは、湖上から花火を打ち上げる。
演劇の進行に合わせて提供するイベント限定料理は、「滋賀の恵み」をテーマにした地産地消のコース。湖魚のオードブル盛り合わせや近江鶏のロースト、滋賀県産野菜のポタージュスープのほか、果物や地酒、ワインなどを用意する。
琵琶湖汽船広報担当者の森香子さんは「没入型体験を通じて、琵琶湖ならではの魅力を伝えたいと企画した。琵琶湖という特別なロケーションで食事と演劇を提供したい」と話す。
料金は1万6,000円(コース料理、ワンドリンク、乗船料込み)。運航日は、2026年2月8日・21日・22日・28日、3月1日。大津港(大津市浜大津5)発着で、運航時間は17時40分~20時。17時20分から乗船前オリエンテーションを行う。定員は各回80人。ウェブ予約が必要。