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膳所駅前に「成瀬は天下を取りにいく」マンホール 新たなスポットに

新潮社が大津市に「成瀬は天下を取りにいく」デザインのマンホールふたを寄贈した

新潮社が大津市に「成瀬は天下を取りにいく」デザインのマンホールふたを寄贈した

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 大津市膳所が舞台の小説「成瀬は天下を取りにいく」の特別デザインマンホールふたが1月19日、京阪膳所駅改札前に設置された。

マンホールと一緒に記念撮影する宮島さんら

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 シリーズ完結作「成瀬は都を駆け抜ける」の発売を記念し、出版社の新潮社が大津市にマンホールふたを寄贈した。

 同日午前には、大津市役所で寄贈式が行われた。式には、作者の宮島未奈さん、新潮社関係者、佐藤健二大津市長らが出席した。冒頭、新潮社プロモーション戦略室長の込山総さんが寄贈の経緯を説明。2024年1月にマンホールふた製作の構想が生まれ、シリーズ完結作の刊行に合わせて社内プロジェクトとして再始動したこと、市担当部署の協力で実現したことを明かした。

 佐藤市長は「大津ゆかりの作品が市内外の方に親しまれる新たなスポットになることを期待している」と述べ、シリーズ完結作で描かれたびわ湖疏水にも触れながら、「今後も作品の舞台となった場所の発信を強化していきたい」と意欲を示した。

 宮島さんは「デビューから約3年でここまで作品が育ったのは、大津の皆さんの支えがあったから」と感謝を述べ、「町の中に成瀬が刻まれるようでうれしい」と笑顔を見せた。東京都葛飾区の「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のマンホール事例にも触れ、「町に作品があると実感できる存在になれば」と話した。デザインは「文字の色を白に」など、宮島さんの意見を反映したという。

 寄贈式後、関係者は膳所駅前に移動し、正午過ぎからマンホールふたの設置作業が行われた。会場には、宮島さんのSNS投稿を見て訪れたというファン30人以上が集まり、作業の様子を見守った。設置には宮島さんのほか、佐藤市長、びわ湖大津観光大使らも立ち会った。

 「成瀬は天下を取りにいく」は大津市を舞台にした青春小説で、2024年本屋大賞をはじめ多数の文学賞を受賞。シリーズ累計発行部数は200万部を突破している。2025年12月にシリーズ完結作「成瀬は都を駆け抜ける」が刊行された。

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