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ブランチ大津京内で「脳の健康教室」 50歳からの認知症予防を身近に

教材に取り組む参加者

教材に取り組む参加者

 認知症予防を目的とした「脳の健康教室」が3月17日、ブランチ大津京(大津市二本松1)内レイクスカフェで始まった。主催は地域活動団体「musubi」。

毎週火曜日、ブランチ大津京で「脳の健康教室」が開催されている

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 同教室は50歳以上を対象にした認知症予防プログラムで、毎週火曜に開催。参加者は約30分間、KUMONが開発した高齢者専用オリジナル教材を使い、簡単な読み書きや計算、数字並べなどに取り組み、脳の活性化を図る。親子での参加も可能とし、世代を超えた交流の場としての役割も担う。

 特徴は、公民館などではなくカフェで開く点。「予防を日常に」をコンセプトに、気軽に通い続けられる環境づくりを重視した。教室では会話や交流の時間を設け、プログラムの後には体操や終活についての講義など毎回違う内容の講習を行う。

 「musubi」代表の田中亜由美さんは、認知症だった母親の介護経験をきっかけに活動を始めた。「自分もなりたくないし、誰にもなってほしくない」という思いが原点という。母親は2025年11月に亡くなり、その経験から認知症の人の尊厳や最期の迎え方について深く考えるようになったという。

 「認知症は特別な人の問題ではなく、誰にでも起こり得ること。だからこそ、元気なうちから予防に取り組むことが大切」と田中さん。行政の対象が65歳以上であることが多い中、あえて50歳からを対象に設定し、早い段階からの意識づくりを目指す。

 「musubi」では、認知症当事者や家族の「生きづらさ」に寄り添いながら、「温かくて、緩いつながり」を大切にした活動を展開。認知症カフェの企画・運営も行っている。

 教室では、教材を使った学習に加え、家庭での継続的な取り組みも重視する。週1回の通室と自宅学習を組み合わせることで、無理なく習慣化できるよう促す。

 大津市の佐々木将人さんは、86歳の母親と共に参加。「普段使わない脳を使っている感覚があった。集中すると頭が働いているのが分かり、母にも良い刺激になると感じた」と話す。

 田中さんは「日常の中に認知症予防を取り入れたい。ここが地域の人たちにとって、気軽に通える居場所になれば」と期待を込める。

 開催時間は10時~11時30分(途中参加可)。申し込みは専用フォームで受け付ける。次回の開催は今月31日。5月26日まで(5月5日は休み)。

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