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守山の高校で生徒の声を可視化したメディアアート展示 光と音で表現

立命館守山高校の「Ma LAB」代表の渡邉さん(写真右)

立命館守山高校の「Ma LAB」代表の渡邉さん(写真右)

 生徒の声を集めて可視化する体験型メディアアート展示「声の行方」が3月15日~17日、立命館守山中学・高校(守山市三宅町)で開催された。

来場者の声を色分けし、文字で表示

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 制作・運営したのは、同高校の制作チーム「Ma LAB(マラボ)」。立体音響と約1800個のフルカラーLED、プロジェクションマッピングを組み合わせ、校内で実際に集めた生徒の意見を光や音、映像として表現。来場者が入り口で学校や会社への意見を入力すると、その内容がAIにより感情別に分類され、色として可視化される。

 会場では、入力された意見が光となって空間を移動し、他の来場者の意見と共に蓄積・表示される。LEDディスプレーには過去の展示や校内プラットフォームで収集した声も反映され、意見の傾向に応じて空間全体の色が変化する様子が見られた。

 音響面では4つのスピーカーを用い、実際の生徒の声を立体的に再現。「スマホを使いたい」「食堂の代表待ちを禁止してほしい」などの具体的な意見が空間内に響き、来場者が言葉の持つ印象や影響を体感できるようにした。

 制作は高校生7人で構成する「Ma LAB」が担当し、システムやハードウエア、音響などを分担して開発。約1800個のLEDを用いたリアルタイム制御や、AIによる感情分類などの技術を取り入れた。

 代表を務めた同校3年の渡邉幸大朗さんは「生徒会の役員として活動する中で、オンラインでは意見が集まりやすい一方、対話や行動につながりにくいという課題があった」と話す。「意見を出すだけでなく、考え直し、対話するきっかけを生み出す新たな手法として、デジタルと現実空間を融合させた体験型展示を企画した」と振り返る。

 「声を集めるだけで終わらず、その先の対話や行動につなげる仕組みを表現したかった」とも。スピーカーで生徒の声を立体的に表現した理由は「オンラインで書き込んだ意見を音声で聞くと、どんな印象を受けるか体感してほしかった」と話す。

 今後については「大学でも同様の取り組みを続け、声が実際の解決につながる社会の実現を目指したい」と意欲を見せる。

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