琵琶湖を横断する「LAGOクルーズ屋形船四季コース」で4月5日から、自転車をそのまま船に載せられるサービスが始まる。
運航は土日祝限定で、追加料金は不要。これまで必要だった輪行袋への収納なしで乗船できるようになり、サイクリングとクルージングを組み合わせた新たな観光スタイルを提案する。
同クルーズは、おごと温泉港から草津烏丸半島港(琵琶湖博物館)を経由し、におの浜観光桟橋(LAGO大津)に向かう航路。湖西と湖南を結ぶ琵琶湖横断ルートとして、湖上からの景観を楽しめるのが特徴。
今回のサービスでは、自転車の解体や折り畳みをせずそのまま持ち込み可能とし、サイクリングの利便性を向上。利用者は乗船時に窓口で申告し、船長の判断で乗船可否が決まる仕組みとなる。自転車の積み込みや固定は利用者自身が行う。
同サービスの導入により、「行きは自転車、帰りは船」といった柔軟な移動が可能となる。初心者やファミリー層でも気軽に琵琶湖周遊できる環境を整える。
滋賀県観光政策局ビワイチ推進室の山中直人さんは「滋賀県が推進する自転車での琵琶湖一周『ビワイチ』の裾野拡大を目的にしている。約200キロの琵琶湖一周は初心者には負担が大きいことから、クルーズと組み合わせることで短距離でも満足度の高い体験を提供したい」と話す。
運航を担う杢兵衛造船所の仲野智之さんは「湖岸の町と町をつなぐ移動手段としても、観光としても、自転車と組み合わせることで、より多様な楽しみ方が広がるのでは」と話す。「誰でも気軽にできる新しい琵琶湖観光として多くの人に利用してほしい」とも。