びわこ成蹊スポーツ大学の出張型オープンキャンパス「プロスポーツの裏側1DAY体験」が4月4日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で開催された。
プロスポーツの試合会場で運営や演出などの仕事を体験的に学ぶ機会として、Bリーグ滋賀レイクスの協力を得て初めて企画。滋賀レイクス対アルティーリ千葉の試合前に行われ、県内外から高校生10人と保護者8人が参加した。
当日は、大学の概要に加え、スポーツビジネス分野の学びについて詳しく紹介。スポーツと経済学を掛け合わせた分野であることや、需要と供給の考え方を応用したチケット価格の設定、グッズや体験価値を含めた収益設計など、一般的な経済学部との違いにも触れながら説明した。同大がプロスポーツチームと連携し、地域貢献活動やインターンシップ、ホームゲーム運営への参画など実践的な学びを提供していることや、プロスポーツチームへの就職を目指す選抜チーム「プロスポーツコアチーム」をはじめとした就職支援体制についても紹介。スポーツに関わる多様な仕事の可能性を示した。
滋賀レイクス経営企画室室長の渡邉大樹さんによる講義も行い、クラブの運営や仕事の役割について解説。試合が一つのエンターテインメントとして成立するまでに、多くの部署とスタッフが関わっていることを伝えた。
同大4年の奥村彩乃さんは、自身の学生生活を紹介。スポーツビジネスコースでの学びや、プロスポーツコアチームでの活動、プロスポーツクラブでのインターンシップ経験などに触れ、「現場は華やかなだけではなく、地道な業務や臨機応変な対応が求められる」と話した。「大学では実践的な授業やグループワークが多く、プレゼンテーション力や企画力が身に付く。スポーツに関わる仕事は幅広く、自分の興味に合った関わり方を見つけてほしい」と高校生に呼びかけた。
講義の後、参加した高校生は試合開始前のアリーナを見学。試合当日の準備の様子や動線設計について説明を受け、現場の具体的なイメージを膨らませていた。プログラム終了後は滋賀レイクスの試合を観戦した。
参加した京都明徳高校2年の女子生徒は「スポーツ業界は厳しい面もあると知り、進路を考える上で参考になった。将来はバスケットボールに関わる仕事に就きたいので、裏側の仕事にも興味が広がった」と話した。