大津百町館(大津市中央)で9月19日・20日、「大津そろばんに親しむ会」が開催される。主催は大津まちなかもりあげ隊。
同会は大津市が日本のそろばんの発祥地とされることにちなむもので、開催は今回が初めて。「大津に住んでいながらも、大津が日本のそろばんの発祥地であることは知らない人が多いのはもったいない」(大津まちなかもりあげ隊の鈴木道弘さん)と企画された。
両日、昔の大津そろばんや毎年4月29日に園城寺(おんじょうじ=園城寺町)で開催される「そろばん祭」で担がれるそろばんを使った「そろばんみこし」などの展示や、元大津商業高校教諭で全珠連滋賀県支部前支部長・加藤雅之さんが行う大津そろばんの歴史についての講義などを予定するほか、20日には大津まちなか交流館(長等)で初心者や小学生を対象としたそろばん教室も開く予定。
鈴木さんは「そろばんは集中力がつく、暗算が速くなるなどの理由で見直しが進み、最近は学校教育の現場でも再び取り入れられつつある。親しむ会をきっかけに、そろばんに興味を持ってもらえれば」と話し、「大津発祥のそろばん文化を通じて、商店街を盛り上げていきたい」と期待を寄せる。
開催時間は、19日=11時~16時30分、20日=10時~16時30分。参加無料。