しが県民芸術創造館展示ホール(草津市野路町)で、10月3日より、「音楽のある展覧会 Part I~マツタケダイスケ ピアノLIVE~」が開催される。
同ライブは、滋賀県の自然、年中行事、日常生活などをテーマにした絵画作品を展示する「第14回湖国を描く絵画展」の連動企画。展示ホールにグランドピアノを設置し、大津市在住のピアニスト マツタケダイスケさんが、作品から得たインスピレーションをもとにその場で30分間の即興演奏を行う。
同館では年に8回ほどロビーコンサートを行っているが、絵画展と連動した開催は今回が初。同館の小松谷さんは「音楽ホールと展示室が一体となった当館ならではの試み」と話し、「当日は通常のコンサートのように客席などは設けず、絵画を見ながらの生演奏を楽しんでもらう。楽譜のない即興での演奏なので、開催日ごとに違った演奏を楽しんでいただけるのも魅力」とも。
期間中、展示ホールには、全国から集まった272点の応募作品の中から選ばれた85点の入選作品を展示。「応募点数が昨年より46点増え、入選率も上がった分、非常に質の高い作品が集まった。今年は水彩を使った応募作品も多く、グランプリの福家さんをはじめ、上位にも透明水彩を用いた力作が入賞した」。
小松谷さんは「今回は絵画とピアノだが、来年2月にはパナマ刺しゅうの展示と民族楽器ケーマの演奏会も企画している。今後も展覧会の内容に合わせて、いろいろな楽器の演奏会を行っていきたい」と話し、「質の高い芸術作品と音楽のコラボレーションを楽しめる貴重な機会なので、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかける。
開催日は10月3日・9日・10日。開催時間は11時30分~、13時30分~(9日のみ13時30分~、15時30分~)。入場無料。しが県民芸術創造館での絵画展の開催は10月2日~12日まで。