滋賀県の学生たちで組織する社会起業支援委員会による「社会起業支援サミット 2009 in 滋賀」が10月14日、立命館大学びわこ・くさつキャンパス(草津市野路東1)で開催される。
同イベントは、社会起業家の認知度向上と市民の交流を目的としたもの。現在全国に300人以上いるメンバーの中心が大学生で、mixiやブログなどで学生や市民にサミット参加を呼びかけ、今年8月末までに全国17カ所の大学などで開催している。滋賀県での開催は初。
「サミット開催で社会起業支援の現状を伝え認知度を上げてたくさんの人に社会起業家を知ってもらいたい」と話すのは滋賀県運営委員会代表で立命館大学1年の嘉重衣巳李(かじゅうえみり)さん。「mixiを通じてこのような団体があることを知り、滋賀県の実行委員長に自ら手を上げた」という。その後、学生ら有志が集まり今年7月に同委員会が発足した。
当日は、日本エコツーリズム協会の山田桂一郎さんが講演を行うほか、滋賀県で活躍する社会起業家8団体が講演・プレゼンテーションを行う。出演は、油藤商事(犬上郡豊郷町)、五環生活(彦根市)、ピースマム(草津市)、アットスクール(草津市)、農環(栗東市)、グローバルヒューマン(大津市)など。講演終了後には来場した参加者と社会起業家の交流の場も設ける。
嘉重さんは「社会起業家との交流は学生のみならず多くの人の刺激になるはず。このサミットを今後につなげていくために成功させたい」と意気込みをみせる。
開催は13時から。入場無料。定員は100人(先着順。公式サイトから要予約)。