大津で「アート」がテーマの親子ワークショップ-地元市民団体が企画

希津名祭に先駆けて行われたワークショップで工作を楽しむ子供たちの様子。

希津名祭に先駆けて行われたワークショップで工作を楽しむ子供たちの様子。

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 大津の膳所城跡公園(大津市本丸町)で3月7日、「~親子でふれあうアートの世界~希津名(きづな)祭」が開催される。主催は大津の市民団体「キッズアートプロジェクト大津」。

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 同プロジェクトは、「さまざまな芸術文化や創造活動を通じて、豊かな想像力や人とのつながりを育むこと」を目的にした会員制の市民団体。大津市で絵画・造形教室を営む吉村理恵子さんを中心に、京滋地区で活躍するダンサーやカメラマン、シンガーソングライターなどのメンバーが集まり昨年5月に発足した。

 昨年6月から12月にかけて、ガラスの風鈴やオリジナルキャンドルなどを作成する親子向けのワークショップを毎月開催。代表の吉村さんは「少ない時でも40人、多い時は100人近くの参加者があった」と振り返り、「今回の希津名祭はその集大成」と話す。タイトルの「希津名」には「お互いに名前も知らない間柄でも、当日はアートを通してつながり、不景気と言われる昨今に希望を見出すことができれば」との願いを込めた。

 当日は同プロジェクトのほか、立命館大学や京都造形芸術大学の学生サークルなど、同イベントの趣旨に賛同する団体が参加。16のアートブースに分かれて、色水風船を使って絵を描く「びちゃっと!!アート」、ペットボトルを使った空気砲作り、片栗粉を使った「ダイラタンシー」実験などのさまざまなワークショップを予定する。料金はチケット制で500円券と1,000円券を用意。

 そのほか、大津のゆるキャラ「おおつ光ルくん」のダンスショーや、店作りや販売をすべて子どもたちが手掛ける「こどもフリマ」や屋台の出店なども。

 吉村さんは「親子でアートに触れ、楽しんでもらいたいと企画したお祭り。名前のように、皆さんに希望を届けられるようなお祭りになれば」と話し、「今後も子どもだけでなく、老若男女すべての人にアートを通してさまざまな感動を届けられるような活動をしていきたい」と抱負を語る。

 開催時間は11時~16時。入場無料。

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