大津・石山商店街に滋賀初のドネルケバブ専門店-20代2人が開業

大津・石山商店街にオープンしたドネルケバブ専門店「ドン☆ケバブ唐橋店」。(向かって右がオーナーの中野拓磨さん、店長のリベイロ秀男さん)

大津・石山商店街にオープンしたドネルケバブ専門店「ドン☆ケバブ唐橋店」。(向かって右がオーナーの中野拓磨さん、店長のリベイロ秀男さん)

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 大津・石山商店街に今春オープンしたドネルケバブ専門店「ドン☆ケバブ唐橋店」(大津市唐橋、TEL 077-534-6868)が、口コミで人気を集めている。

レギュラーケバブ

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 店頭では陽気な音楽とともに「こんにちは~」と元気なあいさつが飛び交う。同店オーナーの中野拓磨さんと日系ブラジル人の店長リベイロ秀男さんだ。「東京では路面店や移動販売などものすごくはやっているのに滋賀には路面店すらなかったので出店してみたかった。」と中野さん。東京などで食べ歩き研究を重ね、4月に開店にこぎ着けた。「最初は地域の人に受け入れてもらえるか不安だったが、オープン以来いろんな方が声をかけてくれる」と、ともに20代で親友の2人は笑顔を見せる。

 ドネルケバブは、串にスライスした肉を上から刺していき積層し、水平に回転させながら電熱器の熱で外側から焼き、焼けた部分から肉を削ぎ落としていくトルコなど中東地域が発祥の料理。

 メニューは、牛肉を使ったケバブにキャベツ・タマネギ・トマトをサンドした「レギュラーケバブ」(500円)とケバブが2倍入った「ドン☆ケバブ」(600円)、ご飯にケバブを乗せる「ケバブ丼」の3種類。使うケバブには「おいしくないとはやらない」と牛のモモ肉を使用する。ソースにはオリジナル・マイルド・ホワイト・ソルト&ペッパー・ホットなどオリジナルソースを9種類用意し、野菜もすべて滋賀県産のものを使用する。

 店舗面積は約3坪。店頭にベンチを置いているが、「基本はスタンディングです」と中野さん。「赤と白を基調にポップな雰囲気で色合いを意識した」という店内には利用客の写真を張り付ける。「友達が友達を呼んでさらに輪が広がる感じ。今ではボランティアまでしてくれる高校生もいる」とリベイロさん。訪れる客層も小学生から年配客までさまざま。男性客の一人は「保守的な街で開店することのすごさを感じる。この店には垣根がなく地域的であり国際的でいろいろな人が訪れるので応援したくなる」と話す。

 中野さんは「今後、滋賀県でもケバブをファストフードとして認知させ地域活性化にもつなげていきたい。秋には草津に2号店を立ち上げられるように頑張りたい」と意気込む。

 営業時間は11時~20時。不定休。

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