びわ湖に春の到来を告げる「びわ湖開き」の湖上パレードに観光客など400人を招待する企画に2月4日現在、4,000人を超える応募が殺到している。主催はびわ湖大津観光協会(大津市春日町)。
昨年の「びわ湖開き」、一日船長の倉科カナさんが「黄金の鍵」を投げ入れる
「びわ湖開き」は毎年3月に観光船など約30隻が大津港沖のびわ湖をパレードするイベントで、今春で56回目を迎える。観光船「ミシガン」から春の扉を開くとされる長さ170センチ、重さ6キロある「黄金の鍵」をびわ湖に投げ入れ、春の到来と湖上安全、環境保全を願うもの。今年は、NHK連続テレビ小説「てっぱん」のヒロイン瀧本美織さんらが一日船長として乗船する。
昨年、同協会が「市民や観客と一緒に安全祈願を行い、びわ湖の魅力を再認識してもらおうと」と無料招待を企画したところ全国から6,400人以上もの応募が寄せられた。今回の当選者は「べんてん」「リオグランデ」「一番丸」など3隻に乗船し約1時間のパレードに参加できるが、1月中旬から告知を始めたところ、既に4,000人を超える応募が寄せられている。
同協会の松浦康之さんは「昨年同様の反響に驚いている。県外からの応募も多く、少しでもびわ湖の魅力を伝えることができれば」と話す。
応募は2月15日まで。湖上パレードの開催は3月12日。9時30分から乗船し、「1日船長」の任命式などを行う。