東日本大震災から1年になる3月11日、大津パルコ(大津市打出浜)では県内で写真業に携わる事業者の組合「滋賀写真師会」による被災地応援イベント「きずなぅ3.11」が行われた。
参加者を同会所属のカメラマンが撮影し、応援メッセージと共に「日本写真館協会」が進める被災地応援プロジェクト「笑顔deつなごう日本」のホームページで公開。被災地へエールを送る。
イベントは被災地応援の一助になればと同会が企画。県内の写真館30店が参加して、同施設1階の円形広場に仮設スタジオを設置して行われた。
この日撮影を希望したのは23組。親子での参加が多く、笑顔とメッセージでエールを送った。
家族で撮影した男性は「インターネットに写真が載るのは少し恥ずかしいが、普段特別なことができないだけに、こういう形で応援したい」と話していた。
イベント参加料2,000円は同協会を通じて被災地域の写真館へ送られ、被災地域で家族写真撮影を行ってもらい、同プロジェクトのホームページにイベント参加者と相互に掲載する予定。
イベントの実行委員長を務めた山口隆さんは「イベントを通して滋賀県から元気を発信していきたい。このような形の支援が写真館の使命だと感じている」と話す。
今回撮影された写真はゴールデンウイークごろにホームページで公開し、同施設内でも展示する。