関西サッカーリーグ2部の「レイジェンド滋賀FC」は現在、チームのエンブレムでラッピングした飲料水自販機の設置を進めている。
1号機は4月上旬、南草津のヘアサロン「T.z(ティーズ)」(草津市野路町)店頭に設置された。売り上げの一部はチームへ還元される仕組み。
還元された売り上げの一部はチームの運営費に充てられることから、県内のスポーツチームでは社会人野球の「OBC高島」や滋賀初のプロスポーツチーム「滋賀レイクスターズ」も設置を進めてきた。滋賀レイクスターズは県内を中心とした100カ所以上に設置している。
レイジェンド滋賀FCのラッピング自販機は、関西キリンビバレッジサービスの協力を得て実現した。ラッピング費用は原則無料で、チームは設置場所をベンダーに紹介する仕組み。
自販機のラッピングはチームのPRになり、売り上げの一部がチームの収益にもなる。設置場所を提供する店舗や法人は設置費用をかけずに、お気に入りのチームを物心両面で支援でき、一定以上の売り上げがある場合は収益にもつながる。
同チーム代表の山内義博さんは「クラブカラーをイメージしたラッピングでチームを大きくアピールできる。滋賀をスポーツの力で盛り上げるため、少しずつでも多くの方にサポートしてもらえる仕組みもできた。設置に協力いただける店舗や法人を開拓しながら、サポートの輪を広げていきたい」と話す。