大津の中心市街地の商店街を盛り上げようと昨年9月に第1回が開催された「大津100円商店街」の第4回が9月8日に開催される。
6商店街合同で始まった同企画。3回目からは新たに2商店街が加わり計8商店街合同という全国でも屈指の規模となった。参加店舗数、来場者数も第1回(130店、2万8000人)、第2回(153店、2万7000人)、第3回(172店、3万4000人)と順調に推移。今回は155店が参加予定(8月22日現在)。イベントブースやスタンプラリー、学生落語大会なども企画されており、多くの来場者でにぎわいそうだ。
参加する商店街は、菱屋町、長等、丸屋町、浜大津、八丁、京町未来図、大津駅前、中央銀座の8商店街。今回も「足うらマッサージ」「最初の家賃一カ月100円の賃貸不動産」「ダイヤモンド0.01カラット」「町屋のお部屋で、冷やしぜんざいをご提供」などユニークな100円商品・サービスが予定されている。
前回好評だった学生落語大会は5大学が参加し、「第1回関西学生落語大会」として開催。参加大学と寄席会場は以下の通り。阪大=光徳寺、関学大=泉福寺、京大=宗徳寺、京産大=乗念寺、京女大=まちづくり大津百町館。いずれも11時から「100円落語会」が各会場で行われ、15時からはまちづくり大津百町館会場に5大学の代表が集まり「関西学生落語No.1決定戦」が開催される。入場料は「関西5大学100円落語会」=100円、「関西学生落語No1決定戦」=300円。
大津100円商店街実行委員長の寺田武彦さんは「全国的に商店街が寂れ、店主にも諦めムードが広がる中、商店街と地域を何とかしたいという思いで始めたが、予想以上に多くの方にご来場いただいた。お客さまから『次はいつするの?』と聞かれることもあり、主催者としてうれしく思っている」と話す。運営面などについて、「1回、2回と大津市、大津商工会議所などの支援も受けながら開催してきたが、3回目からは8商店街から成る実行委員会での自主開催となり、8カ所の100円商店街とその周辺のお寺などを会場とした落語イベントの両輪の企画で地域全体が盛り上がるイベントになってきた。お金もそんなにかけず、団結することでここまでできるんだと、皆の気持ちが前向きになってきたことが何よりの成果」と語る。
開催時間は10時~16時。