2月3日の節分を前に、大津市内の専門店も趣向を凝らした「恵方巻き」の予約を受け付けている。
大津の老舗うなぎ店「かねよ」(大津市大谷町、TEL 077-524-2222)の恵方巻きは、すし飯にまで「うなぎのおぼろ」をまぶしたぜいたくな品。年々工夫を加え、例年具材に使っていた厚焼き卵を、今年は同店名物「きんし丼」の分厚い卵焼きに変更し、ふわふわの食感が楽しめるようにした。
「年々ウナギが高騰していく中、年に一度の縁起物として何とか価格も据え置き今年も提供する。今年もかねよの恵方巻きが食べたい、と思ってもらえればうれしい」と常務の村田章太郎さん。予約特典として特製塩昆布(60グラム)が付く。2月1日まで電話で予約を受け付け、節分当日に店頭で受け渡す。価格は1,200円。
近江洋菓子「ヤマダヤ」(大津市膳所、TEL 077-526-1047)は2月1日~3日限定で、「開運丸かぶりロール」を販売する。黒豆を混ぜたふんわりとした生地で生クリームを巻いた洋風ロールだ。カットせず全長は48センチにも及ぶ。価格は末広がりの888円。販売開始から5年にわたりヤマダヤの人気商品となっている。現在電話予約を受け付けている。
膳所店販売リーダーの田渕麗さんは「お一人で何本も買って帰ってくださるお客さまもいらっしゃるほど、毎年売れ行きも良く好評」と話す。