「地域を元気にする『食と農』フォーラム」が3月21日、滋賀県庁(大津市京町4丁目)東館7階会議室で開催される。
昨年11月に募集した「魚のゆりかご水田米」(米粉を含む)を使ったレシピの紹介、優秀賞の表彰式、環境ジャーナリスト・佐藤由美さんによる講演、試食会が行われ、参加者には「レシピ集」も進呈する。
「魚のゆりかご水田米」は、2001年に「魚が田んぼに戻ってくるように」と田んぼの水路を掘り下げる補助整備が施行され始まった。2006年から増え、現在32地域、約110ヘクタールが取り組み、実際に魚が住んでいる。魚が帰ってくることで、魚遊びをしに子どもたちが帰って来るほか、魚が住めるように、農家は農薬をあまり使わず、機械化から手作業も復活、子どもが手伝いに来るようになり、農家の意識の高まりが期待される。
同課の青田朋恵さんは「レシピは、北は東京、南は九州から合計57点の応募があった。滋賀の『三方よし』にちなんだ『五方によし(生き物によし、子どもによし、地域によし、琵琶湖によし、農家によし)」のこの米を食のブランドにしていきたい」と話す。
開催時間14時~16時45分。参加無料。「魚のゆりかご水田米」の販売先やイベントの詳細は、ホームページで確認できる。