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びわ湖・瀬田川でお花見クルーズ黄色になった唐橋の裏側を初見物

明治時代の就航当時のように復元したレトロな外輪船「一番丸」が「瀬田の唐橋」をスレスレで通る様子。

明治時代の就航当時のように復元したレトロな外輪船「一番丸」が「瀬田の唐橋」をスレスレで通る様子。

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 瀬田川クルーズを運航するレークウエスト観光が現在、明治時代、琵琶湖に就航した蒸気船「一番丸」を外輪汽船としてレトロな外観・内装で復元し船上観光を行っている。

間近で見ると愛らしい表情のゆりかもめ

 「桜クルーズ」と銘打ち、石山寺港(大津市石山寺)から「瀬田の唐橋」をくぐり、瀬田川新港(大津市松原)を経由し、琵琶湖南湖の近江大橋をくぐった所で折り返し、湖岸・川岸の桜を見ながら周遊するコースが好評だ。

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 見どころとして、10月下旬から飛来しているゆりかもめも見物でき、船内で販売している餌を差し出すと食べに寄ってくるため、間近で見ることができる。船ならではの醍醐味(だいごみ)として、掛けられた橋の下をスレスレで通るのを楽しむこともできる。2階デッキからは、普段見ることができない橋の裏側を見ることも。日本3古橋「瀬田の唐橋」は、昨年、赤から黄色に塗り替えられてから初めてのお目見えとなる。

 運航中、女性の船内ガイドが、時に「琵琶湖周航の歌」を歌いながら、琵琶湖や周辺にまつわる歴史や文化、民話、寺社仏閣、史跡などを案内する。古来、滋賀から京都方面へ行く際に渡らねばならなかった「唐橋」は、「唐橋を制する者は天下を制す」といわれ、戦国の武将たちの争奪戦の地としても有名。琵琶湖を渡るのに船も利用していた時代、比叡山の比叡おろしで波が高くなりかえって時間がかかったため、例え近くても船に乗るよりは回り道をして「唐橋」を渡った方が早いというところから、「急がば回れ」という言葉が生まれたという。

 兵庫県神戸市から参加した子ども連れの母親は「初めは京都へ行こうと思っていたが、子どもたちがびわ湖を見たいと言ったので参加した。びわ湖を船上から見られて子どもたちは大喜び」と笑顔で話した。

 料金は、大人(中学生以上)=1,300円、小人(小学生)=700円、小学生以下無料。