タクシー会社のエムケイ(京都市)は12月より、滋賀エリアに参入する。7月25日には営業開始に向け、大津市での事業許可申請を行った。
今回の参入は、2002年から全国展開の方針を掲げる同社が「滋賀県民からの長年の要望を受けて」(同社経営企画部の東さん)参入を決めたもので、「京都とも距離的に近いことでブランドが浸透しやすい」ことや「大学や企業の進出などで経済的発展が見られる」ことも大きな要因となった。
計画では12月、30台の車両(小型=23台、大型ハイブリッド=2台、ジャンボタクシー=5台)で営業を開始する。小型車の初乗り運賃は500円(1.8キロ)で、大津市内で営業中の他社より17~18%安くなる見込み。
東さんは「長らく要望の多かった滋賀エリアへの進出で、エムケイの質の高いサービスの提供に精一杯努めたい」と意欲をみせる
同社は大津市に続いて、湖南交通圏(草津市、守山市、栗東市、野洲市)での事業許可申請も今月行う予定。12月には福岡、来年9月に札幌、横浜、広島の新規開業を目指し、2012年度(平成24年度)にはグループ全体で754億の売り上げを見込む。