「大津の町家を考える会」は大津百町館(大津市中央1)で今年も、「萬(よろず)塾」を開催する。
第1回は「三井寺全山(北院、中院、南院)を知る」(5月12日13時、講師=三井寺執事長・福家俊彦さん)。会場となる同寺は、近江八景「三井の晩鐘」で知られる鐘楼や観音堂が有名だが、広大な寺域にはそのほかにも多くの国宝・重要文化財があり、全国でも5本の指に入る数だという。講座は、講師の福家さんと共に歩き、案内・解説を受けるもの。雨天の場合は会場が大津百町館で、講座のみとなる。受講料1,000円。
第2回は、「民謡と津軽三味線の夕べ」(6月15日18時、民謡=塚田陵子さん・三味線=藤元辰也さん)。藤元さんは同塾では「おなじみ」の顔で、塚田さんは大津ジャズフェスティバルにも参加し、関西を中心に活躍。受講料2,500円(食事・ワンドリンク込み)。会場は大津百町館。
同会の雨森鼎(かなえ)さんは「大津百町館でのイベントはあまり知られていないが、大変好評を頂いている。京都に並ぶ美しい町家で庭園のライトアップもしているので、楽しんでいただきたい」と来場を呼び掛ける。
チケットの購入など、問い合わせ先は大津百町館(TEL・ファクス077-527-3836)まで。