守山商工会議所（守山市吉身3）は、3代目「もりやま卑弥呼」が決定する「ひみコン」の応募者を募集している。

もーりーとも親しい卑弥呼様

　「魏志倭人伝（わじんでん）」で2～3世紀に日本に存在したとされる邪馬台国（やまたいこく）の女王「卑弥呼」。大型の建物の遺構や弥生式土器が発掘された守山市伊勢町の「伊勢遺跡」により「邪馬台国近江説」が浮上。同商工会議所は、2010年に「邪馬台国近江説」に関する書籍が出版されたのを契機に、同説を町おこしに活用。同コンテストのほか考古学者の講演などにより同説を検証するフォーラムを行ってきた。

　同コンテストは7月27日開催の「もりやま夏まつり」の会場で行われ、「卑弥呼」が決定する。来年の夏まつりまでの1年間の「在位」となる。公務は同説をアピールするための各種イベントやメディアへの「お出まし」など。審査は同商工会議所青年部が行い、賞金10万円が贈られる。昨年は20～30人の応募があったという。

　現在の卑弥呼様は、市内のイベントで「ひみこセット」（しらたま団子入り豚汁とおにぎり）を振る舞った際、晴れやかな衣装をまとった卑弥呼様と写真撮影をしようと人が集まる人気ぶり。同商工会議所指導課の上田さんは「守山市の歴史や文化を通じて広く同説を対外的にアピールできる魅力的で活発ですてきな『現代の卑弥呼』を募集している」と応募を呼び掛ける。

　応募資格は県内在住の18歳以上の女性。応募締め切りは7月5日（必着）。申し込み用紙をホームページから応募用紙をダウンロードして記入、写真添付などの上、郵送、またはメールで受け付ける。問い合わせ・応募先は同商工会議所青年部事務局（TEL 077-582-2425、メール info@moriyama-cci.or.jp）上田さんまで。