台湾のガラス加工メーカー Glass Acoustic Innovations Co., Ltd.（以下、GAIT）と日本電気硝子株式会社（本社：滋賀県大津市、社長：岸本暁）は「超薄板ガラス」振動板を、2025年6月21日（土）・22日（日）に東京国際フォーラムで開催された日本最大級のオーディオイベント「OTOTEN 2025」に出展しました。



　日本電気硝子は超薄板ガラス振動板の試聴者に対してアンケート調査を実施。試聴者の6割以上が「想像以上に良い音だった」と回答。音の立ち上がりや表現力の高さに対し、驚きや称賛の声が多数寄せられました。
■アンケート結果：試聴前は「割れやすさ」への懸念も、試聴後は6割超が「想像以上に良い」と高評価
Q1.「ガラス振動板」と聞いた際の第一印象は？
　「ガラス振動板」と聞いた際の第一印象を尋ねたところ、3割以上（34.9%）が「音質への期待・好印象」といったイメージを持っていた一方で、約2割（20.5%）が「割れやすさ・耐久性への不安」を挙げており、“ガラス振動板”という名称から、“ガラス＝割れやすい”というイメージが想起され、不安につながっていることがうかがえます。



Q2.実際に「ガラス振動板」の音をどう感じましたか？
　次に、実際に試聴した「ガラス振動板」の音の印象を尋ねたところ、6割超（63.8%）が「想像以上に良かった」と回答しました。具体的な評価として、以下の声が寄せられています。

・音のクリアさと応答性が良い。
・音源の臨場感がとても良く感じられ、繊細な音が緻密に再現されていた。
・音圧と音のクリアさが今までのオーディオと別次元に感じた。
・ガラスのため、高音がキンキンするかと思ったが、バランスのとれた素晴らしい音だった。
・正直ここまで凄いものだとは思っていなかったので思わず身震いした。



■「超薄板ガラス」振動板について
　超薄板ガラス（Ultra-thin Glass, UTG(R)?）は、厚み200μm～25μmの世界最薄クラスのガラスです。これを３D成形し表面を特殊な化学処理で強化することで振動板へと進化します。強度は一般的なガラスの5倍以上。「極薄」なのに「高強度」という素材です。また振動板として以下のような音響特性があります。

・紙や金属などの既存素材に比べて音の立ち上がり※が速いため音が鮮明にクリアに届く
・素材自体に固有音が少なく（内部損失が高い）音の立ち下がり※が速いため音に歪みが少ない
・軽くて振動しやすく繊細な音のニュアンスを正確に表現できる
・ガラス表面を特殊な化学処理で強化しており、重低音の激しい振動にも耐える
・温度や湿度などの環境変化に強く、経年劣化しにくい

※「音の立ち上がり」とは、音が鳴り始めてからピークに達するまでの時間や反応の速さを指します。立ち上がりが速いと、音の輪郭がはっきりし、打楽器や弦楽器のアタック音が鮮明に再現されます。一方、「音の立ち下がり」とは、音が鳴り終わったあとにどれだけ速やかに音が消えるかを表します。立ち下がりが速いと、音が不要に残らず、次の音がクリアに聴こえるため、全体として歪みの少ない、引き締まった音になります。
■調査概要
・調査期間：2025年6月13日（金）～22日（日）
・調査対象：「超薄板ガラス」振動板 試聴者
・調査機関：自社調査
・有効回答数：83名
■「OTOTEN2025」出展概要
展示会名：OTOTEN2025
会　期：2025年6月21日（土）～ 6月22日（日）
会　場：東京国際フォーラム
ブース：ガラス棟B１階 ロビーギャラリー
出展品：デスクトップスピーカー、ネックバンドスピーカー、イヤホン、
　　　　ブルートゥース型携帯用スピーカー

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[会社概要]
日本電気硝子株式会社は、滋賀県大津市に本社を置く、世界トップクラスの特殊ガラスメーカーです。新たな機能を生み出す特殊ガラスは、板や管、糸、粉末などさまざまな製品に姿を変え、半導体やディスプレイ、自動車、電子機器、医療、エネルギーなど多岐にわたる分野で活躍しています。当社が70年以上の歴史の中で磨き上げてきた技術と実績により開発された特殊ガラスは、暮らしのあたりまえから産業の最先端まで、幅広い分野で高い評価を受けています。
会社名　：日本電気硝子株式会社
本社　　：〒520-8639　滋賀県大津市晴嵐二丁目7番1号
代表者　：代表取締役 社長 岸本 暁
創立　　：1949年12月
ＵＲＬ　：https://www.neg.co.jp/