プレスリリース

NFCタグの認証プラットフォームを一般向けに提供開始|CocodePit

リリース発行企業:株式会社PKBソリューション

情報提供:


ワンタイムURL発行型NFCタグ認証サービス

株式会社PKBソリューション(本社:滋賀県野洲市、代表取締役:山本浩史)と株式会社コト(本社:京都市中京区、代表取締役:窪田 和弘)は、共同開発を行ったワンタイムURL発行型NFCタグ認証サービスとなる「CocodePit(ココデピット)サービス」を一般企業向けにプラットフォーム化して、新たにリリースしました。
●CocodePit認証プラットフォーム/案内サイト
https://cocode-pit.jp/platform/

右写真:CocodePit(R)端末製品3種(タグシール/カード/ボード)

■CocodePit(R)サービスとは
 CocodePit(R)サービスは、 NFC(近距離無線通信規格)技術を用いて当社が自社専用NFCタグとして開発した、ワンタイムURLを発行することができるIoTデバイスを認証するためのサービスです。NFC端末機から一度だけアクセス可能なURLを発行する端末認証機器として2022年6月に当社より初めて発表しました。

 その後、飲食チェーン店業界やホテル業界、商業施設、イベント会場などといった様々なシーンで利用頂いておます。多くの利用クライアントさまからは、
・ワンタッチで利用できることの簡便性
・ワンタイムURLによるアクセスの安全性
・タッチ時の反応性能の良さ
といった点で、高い評価をいただいています。

 また、導入費用や導入の手軽さから、今後も「今!ここで!」を担保するための仕組みとして利用を検討いただくサービスとなっています。さらに現在では、発表当時の製品から「粘着シール形状」および「プラカード形状」が追加され、3種類のシリーズにて提供しています。複数の端末形状を用意することで、利用用途に合わせて形状を選択することが可能となりました。特に粘着シール形状においては、市販品のNFCタグシールよりも、反応性能が良いとお声をいただき、クライアトさまのご担当者の中には、反応の良さに驚かれる方もいらっしゃいます。
■NFCタグ認証プラットフォームの提供経緯
 サービスリリース後、お客さまへ当社が提供するシステムのセット販売として、CocodePitサービスを提供してきました。しかしながら、今般のNFCタグ市場の広がりから、NFCタグを利用したワンタイムURLを認証するサービス部分を既存サービスへ組み込みたいというお客さまからの声を多くいただきました。

 一般に自社サービスへNFCタグを利用した認証サービスを構築するには、一般にNTAG(*1)と言われるNFCタグを購入して、NTAG端末のプログラムを開発する必要があります。また、NTAG端末用のプログラムを開発した後に認証基盤となるシステムをクラウドのサーバー上などで開発し、管理システムや認証システムを構築することが必要です。このようなNFC認証基盤を独自に開発するためには、数千万~億円といった開発費用が必要となり、手軽に開発できるものではありません。またNFCタグについては、一般市販品を購入し利用するため、購入したNFCタグの反応性能は、購入したNFCタグの仕様に委ねることになります。このため、多くの企業ではNFCタグの反応性能について思うほどの反応性能が出せず、実用化に至らないと聞きます。

 こういった、独自開発における懸念事項をクリアするため、当社が提供するNFCタグ端末であるCocodePitをOEMとして提供してもらえないかと都度ご相談を受けてきました。
今回このような背景から、当社にてCocodePitサービスを認証基盤のプラットフォームとしてサービス化した上で、ご提供していくことを決定した次第です。

(*1)「NTAG」は、NXP B.V.の登録商標です。
■NFCタグ認証プラットフォームの概要
 今回リリースするNFCタグ認証プラットフォームでは、コト社が設計・開発したCocodePit端末を提供してNFCタグとして利用します。NFCタグとしての反応性能は前述した通り、非常に評判の良い、端末となります。

 また認証プラットフォームは、既にCocodePitサービスで運用している安全性の高い認証システムを利用して、認証を行います。その上で、アクセス管理については、当社が開発提供するクラウド上のCMSを利用して管理することができます。自社システムへの導入に至っては、本プラットフォームより提供する認証用のプログラムを既存システムに設置することで、簡単にワンタイムURL認証を利用することが可能です。

 NFCタグ端末であるCocodePit端末からスマートフォンへ通知されるURLは、パラメータ類が暗号化されているため、容易に復号化することができません。専用のプロブラムを用いて復号化やパラメータ解析および、認証サーバーによるアクセスの正当性がチェックを行うことで、アクセスの堅牢性と安全性を担保しています。特にボード形状のCocodePit端末は、NTAGの暗号化強度よりも高いものを採用しています。

その他、認証においては、次の機能を備えています。
1.URL通知時のTIMESTAMP付記
2.暗号化強度256bit対応可(標準は、AES-128)
3.タッチ回数付記
4.認証サーバーでのオプションパラメーターの付記
5.端末IDの付記
などの機能を利用することが可能です。
※ただし、端末形状によっては一部利用不可な機能あり。詳しくは、サービスサイトをご確認ください
NFCタグへのタッチから、目的サイトへの誘導フロー

※認証フローのイメージ図

■プラットフォームを導入いただく企業さまのメリット
 企業さまに利用いただく最大のメリットは、手軽に素早く安価に自社サービスへNFCタグ認証を利用した仕組みの構築が行えるところにあると考えています。独自開発を行う場合、半年から1年程度かかる期間が、CocodePit認証プラットフォームを利用することで、数週間から1~2か月程度にて運用まで進めることが可能となり大幅なコストおよび人的リソースの削減を行うことが可能です。
 また、CocodePit端末本体の費用面においても、一般に市販されているNFCタグと同程度または、それ以下の価格にて購入いただくことが可能です(ただし、導入台数によります)。

主に導入企業さまのメリットは次のとおりです。
1.膨大な開発コストを削減できる
2.実績のある反応性の良いNFCタグ端末を利用できる
3.ワンタイムURLのパラメータ設定が柔軟に設定できる
4.既に実績のある安定基盤の認証サーバーを利用できる
5.端末形状が3種類あり利用ニーズに合わせて複合的に利用できる

他にもCocodePitサービスとしての各種サポートを受けていただけることや、管理CMSなどを利用いただくことでリアルタイムに最終接続先URLなどを変更していただくことができるといった点があります。
(導入事例など)
 CocodePitサービスは、日本全国多様なサービスやキャンペーン、イベントなどで利用されています。業態や団体組織を問わず、またアイデア次第で様々なサービスや仕組みへの利用展開が可能です。
・某飲食業態の全国区キャンペーンでの実施(参加者数数万人規模)
・某大型商業施設の有名アニメキャラクターを利用した館内周遊キャンペーン(参加者数数万人規模)
・某流通企業による全国区キャンペーンでの実施
・某全国展開ホテルでのインナーキャンペーンの実施
・某公益ギャンプル会場と周辺地域とのクーポンコラボキャンペーンの実施
・某自治体に於ける周遊施策スタンプラリーの実施
上記の他にも実績は、続々と増えていますので、詳しくはお問い合わせください。
■汎用NFCタグとの違いや本端末機の優位性
CocodePitサービスで提供する端末機および仕組みを利用いただくことで、一般に販売されるNFCタグと次のような点が異なります(特に固定URLのみを発信するNFCタグとの違いを掲載)。

1.特定地点からのWEB接続を保証
 ※端末機が設置された場所からのアクセスを保証できます。
2.URL転送による不正アクセス対策が可能
 ※ワンタイムURLのため、発行したURLを第三者に提供したとしてもアクセスができません。
3.URL通知発行後のWEB接続までの時間制御が可能
 ※URL発行後、10分以内に接続しなければならないなどの時間制限を設けることが可能です。
4.接続先URLをリアルタイムに変更可能
 ※管理CMSにて接続先を管理しますので、接続先URLを書き換えるだけで変更可能です。

なお、NFCタグから通知されるURLは、スマートフォンの基本機能により、プッシュ通知という形式でスマートフォンに通知されます。この通知を利用することで、自動的に接続先へ接続させることができます(一部のスマートフォン端末を除く)。
※CocodePit端末の詳しい機能比較および、端末本体の形状仕様は、当社プラットフォーム案内ページを確認してください。

※固定URLが通知される汎用NFCタグの場合は、QRコードを複製されることと変わりません。こういった場合、ワンタイムURL認証が利用できるNFCタグであれば、複製などを防止することができます。

■サービス提供方式および提供価格など
 本プラットフォームサービスは、クラウドサービスのSaaS方式を基本に提供します。また導入後の端末追加および設定変更は、提供する管理CMSにて設定していただきます。なお、お客さまの専用サーバーへ当社認証システムをインストールするといったOEM方式ではありません。

提供価格は、イニシャル(初期導入)費用および月々のランニング費用で構成されます。
初期導入時の費用は、利用される端末機の形状および利用台数などにより決定します。
ランニング費用は、利用台数により決定し、追加端末が発生する場合は、
端末費の購入費用などが新たに必要となります。
端末機の提供価格などの参考例示
CocodePit・タグシール端末本体:@400円/枚程度(最低提供ロット50枚の場合)
CocodePit・ボード端末本体:@4,000円/台程度(最低提供ロット10台の場合)
※端末機の利用には上記本体価格のほか、端末書込み料や認証サーバ登録費などが別途必要です。
※提供数によりボリュームディスカウントがあります。
※イニシャル費には、端末機関連費用のほか、導入に係る初期ライセンス費などが別途発生します。

CocodePit・タグシールを100枚程度利用する際の月々ライセンス費:28,000円/月々程度を想定
CocodePit・タグシールを1,000枚程度利用する際の月々ライセンス費:150,000円/月々程度を想定
※月々のランニング費用には、上記の他管理CMS利用費などが必要です。
※最低利用契約期間は、6ヵ月となります。

詳しい費用に関しては、当社までお問い合わせください。利用期間や利用用途、利用端末数によりお見積りさせていただきます(上記金額に消費税相当額は、含まれておりません)。
■本プラットフォーム提供による将来展望
 株式会社PKBソリューションと株式会社コトでは、本プラットフォームサービスの提供開始により、今!ここで!を担保できるIoTデバイスの一つとして、CocodePit端末が市場へ更に普及していくことを目指すと共に、QRやGPSといった偽装や複製できてしまうことによる不正なイベントおよびキャンペーンへの不正参加者を排除し、イベント主催者さまの本来の実施成果という利益を守ることにつながるのではないかと考えています。
 また、NFCタグによる認証の仕組みを手軽で安価に導入できることで、各種企業さまが自社システムへ導入する検討機会が増えることを期待しています。
 これからもNFCタグ認証サービスとなるCocodePitサービスによって、世の中の今!ここで!というニーズに応えていきたいと考えています。
■お問い合せ
サービスサイトまたは、電話にてお気軽に相談ください。
自治体さま・企業さまから直接のご相談および、代理店さまからのご相談も承っております。
※本サービスに関する競合会社さまからの技術的な問い合わせは、ご遠慮ください。
●CocodePit認証プラットフォーム/案内サイト
https://cocode-pit.jp/platform/
●電話でのお問合せ
TEL:03-5577-7888(平日9:00~18:00/土日、休日は除く)
●会社情報
会社名: 株式会社PKBソリューション
所在地 : 〒520-2331 滋賀県野洲市小篠原1115番地の5
東京支店 : 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町一丁目16番地1 いちご神田錦町ビル9階
会社サイト: https://www.pkbsolution.co.jp/
※プライバシーマーク使用許諾認定 認定番号 第17002416号
※情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) 認証番号:MSA-IS-429
 JISQ27001:2023(ISO/IEC27001:2022)
※クラウドセキュリティ認証(ISMS-CL) 認証番号:MSA-IS-429-CL
 JIS Q27017:2016(ISO/IEC 27017:2015)
(認証範囲)
AWSを利用した以下のモバイルキャンペーンプラットフォームの提供
・スタンプラリーシリーズ
・クーポンシリーズ
・抽選システムシリーズ
・入場制限シリーズ
(クラウドサービスの種類)
クラウドサービスプロバイダ/クラウドサービスカスタマ

※「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※「CocodePit(R)」は、当社と株式会社コトとの共同開発製品およびサービスです。

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