ICT教材『天神』を開発・提供する株式会社タオ(本社:滋賀県草津市、代表取締役:黒澤慶昭)は、この度、新潟県小千谷市教育委員会との間で、2026年4月に開校予定の「学びの多様化学校(不登校特例校)」におけるICT教材として、『天神』導入のための試験運用を開始することに合意しましたので、お知らせいたします。子どもたち一人ひとりの学習進度と心理的特性に寄り添った、新しい公教育のモデル構築を目指してまいります。
全国的な課題である「不登校支援」と「学びの多様化」
文部科学省の調査によると、小・中学校における不登校児童生徒数は年々増加しており、その支援は喫緊の教育課題となっています。こうした中、個々の児童生徒の状況に応じた指導を提供する「学びの多様化学校」の設置が全国で進められており、画一的ではない、個別最適化された学習環境の構築が求められています。
この度の小千谷市教育委員会による『天神』の導入は、この社会的な要請に対する先進的な取り組みです。
ICT教材『天神』が、小千谷市の「学びの多様化学校」に選ばれた2つの理由
小千谷市教育委員会からは、選定理由として、主に以下の2点を挙げていただきました。
- 教科書に準拠した内容となっているため
- 解説が分かりやすいため
これらの理由が「学びの多様化学校」において持つ本質的な価値
私たちは、今回挙げていただいた2つの理由が、不登校支援という文脈において、それぞれ極めて重要な意味を持つと考えております。
1. 「教科書準拠」がもたらす、公教育との連携と、子どもの安心感
学びの多様化学校に通う子どもたちにとって、在籍校との学習進度の連携は非常に重要です。「教科書準拠」であることは、このシームレスな連携を可能にするだけでなく、「みんなと違うことを学んでいる」という孤立感を防ぎ、安心して学習に取り組むための基盤となります。
2. 「解説の分かりやすさ」が育む、学習への自信と自己肯定感
学習につまずきを抱える子どもたちに必要なのは、「自分もやればできる」という小さな成功体験です。一問ごとに丁寧なヒントや解説が表示され、自分のペースで「わかる」を積み重ねられる『天神』の設計思想は、子どもたちが失いがちな学習への自信と自己肯定感を育むための、何よりの処方箋となります。
株式会社タオ 代表取締役 黒澤慶昭のコメント
「この度、歴史ある小千谷市の新しい学校づくりに、パートナーとして参画できることを心より光栄に思います。私たちの根幹にある使命は『自己実現を支援する』ことです。この度の導入を機に、小千谷市の子どもたち一人ひとりが、自信を持って未来へ向かって歩むための『心の安全基地』となれるよう、全社を挙げてサポートしてまいります。」
今後の展望
株式会社タオは、小千谷市教育委員会、及び現場の先生方と緊密に連携し、教材の最適な活用法を研究してまいります。そして、本件を公教育における不登校支援の先駆的なモデルケースとし、その知見を全国の自治体や教育機関に広く展開していく所存です。
ICT教材「天神」の概要
「天神」はタブレット・パソコンを利用した学習教材で、特長は以下のとおりとなります。
対応学年:乳幼児(0-6歳)、小学校・中学校の全学年
学習範囲:1学期から3学期分までがいつでも学習可能
対応教科:英語、数学(算数)、国語、理科、社会、生活、知育・育脳
スタイル:超スモールステップでつまずきにくく、達成感を得やすい
動画講義:5~15分程度の音声付きアニメーション授業が見放題(小学生版・中学生版)
反復学習:選択肢のシャッフルに加え、問題そのものが変化
プリント:ほぼ全問の印刷に対応(小学生版・中学生版)
読み上げ:問題文、ヒント、解説等を音声で自動読み上げ(幼児版・小学生版)
問い合わせ先
商品サイト:https://www.tenjin.cc/co/
フリーダイヤル:0120-019-828
メールアドレス:support@tao-st.co.jp
営業時間:10:00~19:00(平日・土・祝)
株式会社タオ会社概要
社名:株式会社タオ
設立:1992年4月1日
代表者:代表取締役社長 黒澤慶昭
資本金:1,000万円
事業内容:教育ソフト「天神」の企画・開発・販売
所在地:〒525-0032滋賀県草津市大路2丁目9-1陽だまりビル5階
URL:https://www.tao-st.co.jp/