プレスリリース

7~9月期の中古住宅取引は前年を上回る水準を回復

リリース発行企業:公益社団法人近畿圏不動産流通機構

情報提供:

■近畿圏中古マンション 成約件数:前年同期比+4.4%で4期ぶり増加 成約価格:同+3.1%で2期ぶり上昇 ■近畿圏中古戸建 成約件数:前年同期比+1.7%で2期ぶり増加 成約価格:同-0.5%で2期連続下落


(公社)近畿圏不動産流通機構が10月20日に発表した2020年7~9月期の中古マンション成約件数は、4,432件(前年同期比4.4%増)と4四半期ぶりに増加し、大幅減となった4~6月期から一転、前年を上回る水準を回復しました。一方、市場の売り出し(新規登録)件数は16,083件(2.4%減)と6期ぶりに減少しました。


成約価格は2,367万円(前年同期比3.1%上昇)と2期ぶりに上昇しました。売り出し(新規登録)価格は2,467万円(4.3%上昇)と18年1~3月期から11期連続で前年同期を上回りました。店舗やオフィス市場と異なり、中古住宅市場を取り巻く外部環境は大きく変化しておらず、6月以降の営業活動の再開で先延ばしとなっていた取引需要が再び顕在化しています。

中古戸建住宅の成約件数は3,258件(前年同期比1.7%増)と2期ぶりに増加する一方、売り出し件数は12,873件(10.7%減)と2期連続で減少しました。成約価格は1,859万円(0.5%下落)とほぼ横ばいながら2期連続で下落しましたが、売り出し価格は2,537万円(2.9%上昇)と16年1~3月期から19期連続で前年同期を上回りました。売り出し価格は上昇しましたが成約価格はマイナスが続き、中古マンションに比べて需要の回復に遅れがみられます。

中古住宅取引は既に前年を上回る水準を回復しており、商業・業務系など他の不動産セクターに比べて居住目的の実需は今後も安定的に推移するとみられます。ただ、コロナ禍による経済活動の制約が長期化し雇用や所得に影響を与えると、割高感のある物件に対する引き合いの低下も懸念されます。今後は市場の需給状況も見据えながら、従来以上に買い手目線を意識した売り出し価格の設定が重視されると予想されます。

2020年7~9月期の中古マンション成約件数・価格とも前年比プラスを回復


(注)近畿2府4県
(出所)近畿圏不動産流通機構

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