大和ハウス工業(大阪市北区)が大津市のベットタウン一里山に建設中の大型ショッピングセンター「(仮称)フォレオ大津一里山」が今秋のオープンを目指し準備を進めている。同施設南側では149区画の住宅開発も進めており、大型SC(ショッピングセンター)と住宅の同時開発は同社初の試みとなる。
同施設は「ライフスタイル提案型」SCを開発コンセプトに、「集いの場」「語らいの場」「感動の場」などさまざまな「ステージ」となる空間作りを目指す。「ファミリーファッション&キッズゾーン」「ライフスタイルファッション&グッズゾーン」「フードスクエア」「レストランゾーン」「ヘルスケアゾーン」の5つのエリアで構成され、約100の専門店が出店を予定。
名称の「フォレオ」は、「森(FOREST)」「憩いの場所(OASIS)」「暮らし(LIFE)」「環境(ECOLOGY)」「オンタイムもオフタイムも(ON&OFF)」の頭文字に由来する。
延べ床面積は約65,300平方メートルで、地下1階・地上2階建て。店舗面積は約30,400平方メートルで、駐車場約1,600台を設ける。店舗の外観は自然環境に溶け込む色合い、癒しやくつろぎをイメージした茶色を基調とし、「何度来店しても飽きない落ち着いた雰囲気」(同社)を演出する。地下1階から地上2階までを吹き抜けにしたセンターコートで明るく開放的な空間を提供する。
開発準備室の南さんは「館内には数多くの花や緑を配置する。大津、草津、守山など地元の方に数多く来店して頂き癒しやくつろぎを提供していきたい」と意欲をみせる。