2月14日にオープンを控えた守山駅前の複合施設「チカ守山」で13日、オープニングセレモニーと内覧会が開かれた。
スクールや会議、カラオケパーティーなどに幅広く利用できる「カルチャーコート」
JR守山駅前の活性化、にぎわい創出を目的として守山駅西口に直結する「セルバ守山」の地下1階にオープンする同施設。カルチャースクールや会議、カラオケパーティーなど多目的に利用できる「シダックスカルチャーコート」(9時~24時)、パンケーキやスイーツなどを提供するヨーロッパ風カフェ「チカカフェ」(8時~22時)、遊具や授乳室を設けた子育て交流ゾーン「エスキッズフロア」(10時~18時)、地産地消を目的に地元の農産物を販売する「守山市場」(8時~22時)、コンビニエンスストアの「コミュニティショップ」(8時~24時)、待ち合わせや休憩に利用できる「パブリックスペース」の6つの施設から成る。
守山市では2009年度より5カ年計画で内閣府の認定を受け、駅前の中心市街地活性化にまちづくり会社も設立し取り組んできた。これまでにも2012年1月に守山宿・町家「うの家」、同年7月に市民の交流拠点「あまが池プラザ」と2つの施設をオープン。2002年の「平和堂」撤退以来12年にわたり利用されていなかった「セルバ守山」地下空間の活用が長年の課題となっていた。市では2012年施設活用について公募を実施。まちづくり会社「みらいもりやま21」が国の補助金を活用し施設を整備、シダックスグループの「シダックス大新東ヒューマンサービス」が連携して総合プロデュース・運営を行う。
オープニングセレモニーで宮本和宏守山市長は関係者、事業者などへ感謝を述べるとともに「キッズスペース、カフェ、カルチャーコートと老若男女問わず利用いただける空間。市民のみならず、守山市来訪者の交流の拠点として活用してほしい」と呼び掛ける。みらいもりやま21の清原健社長は「いろいろ困難もあったが多くの方のご協力によりオープンできることとなった。『うの家』『あまが池プラザ』『チカ守山』と3つの拠点ができたことで人の流れも生まれる。それを事業者が生かし守山市全体のにぎわいにつながる事が重要」とまちづくり全体への思いを語る。
セレモニー終了後には報道関係者に施設が公開された。90席の規模を誇る「チカカフェ」や大小さまざまなスペースの20の部屋が用意された「カルチャーコート」に注目が集まった。記者からは「意外とおしゃれ。いろいろな用途に使えそう」との声も。
16日までは「グランドオープンフェスティバル」を開催。14日には「和太鼓&津軽三味線スペシャルライブ」、15日には女子サッカーの澤穂希選手、川澄奈穂美選手ら「INAC神戸レオネッサ」メンバーが一日店長として来場、16日には守山出身でニューヨーク在住のジャズピアニスト加藤景子さんの演奏会などのイベントも予定する。