大津のコラボしが(大津市打出浜2)の1階展示ギャラリーに現在「コドモフクひよこ屋」(守山市守山2)が取り扱う超低体重出生児用「エンゼルドレス」が展示されている。
「コドモフクひよこ屋」は、病気や障がいで着替えが困難な子ども向けに機能性を持たせた衣類「コドモフク」を販売するネットショップ。おむついじり防止のパジャマや点滴をしたまま着脱ができるパジャマ、寝たままでも簡単に着脱できる水着などを取り扱う。
現在同ギャラリーで展示している「エンゼルドレス」は、超低体重出生児として流産や早産、死産となってしまった赤ちゃんのためのもの。450グラム未満と1100グラム未満の2サイズを展示している。
「お子さんの洋服選びに困っているお父さんお母さんのニーズに応えていく中で、お子さんを流産されたお母さんが『小さすぎて着せてあげる洋服もないまま、ガーゼにくるんで送ったが、あの時何かしてあげたかった』とおっしゃる姿が忘れられなかった」と話す代表の岩倉絹枝さん。応えられる商品がないかと探す中、海外にエンゼルドレスというものがあることを知り、ウェブショップでの取り扱いを決めたという。
「コドモフクを通して笑顔の一瞬をつくりたい。それが障がいを持ったお子さんに向けてなら着替えやすさに、エンゼルドレスならご家族のグリーフケアにつながるとうれしい」と岩倉さん。「エンゼルドレスは助産師のような出産の現場にいる方、お母さんのケアができる人に、寄り添いの一つの形として知ってほしい」と来場を呼び掛ける。
展示時間は9時~17時30分。土曜・日曜休館。