おごと温泉旅館協同組合(大津市雄琴)は定額給付金支給に先駆け、3月1日より12,000円で宿泊できる「定額給付金得々プラン」の提供を始め、話題を集めている。
同プランは通常料金1人15,000円の宿泊プランを、定額給付金の給付金額にちなみ12,000円で提供するもの。1泊2食付きで、料金には消費税と入湯税を含む。利用できるのは、同組合に加盟する「湯の宿 木もれび」「琵琶湖グランドホテル」「びわこ緑水亭」「里湯昔話 雄山荘」「湖畔の宿 雄琴荘」「びわ湖花街道」「湯元舘」「近新」「ことゆう」「暖灯館 きくのや」の10施設。
同組合の佐藤祐子副理事長は「昨年10月末に定額給付金の給付案が経済対策に盛り込まれたことを受け、11月から実施に向けていち早く企画を進めてきた」と話し、「テレビや新聞など多くのメディアに取り上げられ、開始早々すべての旅館で平日のプランはほぼ満室」と反響の大きさに手応えを感じている様子。「利益は出ないが、地元の経済波及に一役買いながら、おごと温泉の知名度アップにもつながれば」と期待を寄せる。
同プランを提供している「びわ湖花街道」(雄琴)の森永朋和さんは「遠方の親せきなどに声を掛けて訪れる地元のリピーターが多い」と利用客を分析し、「滋賀県内での支給はこれからなので、さらなる利用者の増加につなげたい」と意欲をみせる。
提供期間は6月30日まで(土曜・連休は除く)。問い合わせは各旅館まで。