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栗東の観光農園が夏季営業開始 ミニトマト収穫とピザ作り体験

収穫したトマトを使ったピザを窯で焼く体験ができる

収穫したトマトを使ったピザを窯で焼く体験ができる

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 観光農園「SYMBIOSIS FARM by YANMAR(シンビオシスファーム バイ ヤンマー)」(栗東市上砥山)が7月20日、夏季営業を始める。

14品種のミニトマトの収穫体験ができる

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 「美味(おい)しく遊ぶ」がコンセプトの同施設。1月から5月はイチゴ狩りとスイーツ作り体験を提供。夏季はミニトマト収穫とピザ作り体験を提供する。

 1棟貸し切りでミニトマト収穫ができる。ミニトマトは、フルティカ、キャンディーポップ、きらーずなど7色14品種を用意。皮が薄く糖度が高い「プチぷよ」、緑色の「ミドリちゃん」、茶色の「チョコちゃん」など珍しい品種もそろえる。

 収穫したトマトを使って、滋賀県産の竹と琵琶湖のヨシで土台を作った稲ぶき屋根のカフェで、ピザやトマトジュース、トマトアイスを作ることができる。同施設で栽培している夏に収穫できるイチゴ「夏のしずく」を使ったクレープ作り体験も用意する。

 ドリンクは飲み放題で、「米安珈琲(コーヒー)焙煎(ばいせん)所」(守山市守山1)のコーヒーや井入農園(同立田町)のハーブティー、レイクスファーム(野洲市吉川)のレモンソーダ、近江麦酒(大津市本堅田3)のノンアルコールビールなどを用意する。

 カフェの隣にはキッズルーム「HANASAKAルーム」を備え、滋賀県産木材を使ったブロックやままごと屋台などで遊ぶことができる。魚の排せつ物を微生物が分解し、植物の栄養となり、浄化された水が魚の水槽へと戻る「アクアポニックス」の水槽では琵琶湖の魚を飼育している。

 同施設を運営する「ヤンマーシンビオシス」は、「共生」を目指し、2014(平成26)年に設立したヤンマーグループの特例子会社。大阪と滋賀に事業所があり、障害者を雇用し、清掃業務や名刺作成、印刷などの事業を展開している。栗東では2014年から農作物の生産や花の植栽を行っており、1月から観光農園の営業を行っている。

 滋賀事業部長の太田光典さんは「イチゴ狩りの時期は、3世代で来園して『ゆったりした時間を過ごすことができた』と喜ぶ家族もいた。障害がある子どもを連れて来た家族は『貸し切りだから来ることができた』と言ってくれて、うれしかった。幸せそうな家族を見ることができて私も元気をもらった」と笑顔を見せる。「窯でピザを焼く体験はあまりないと思う。夏休みに家族や友達と体験してもらえたら」と呼びかける。

 体験開始時間は、10時、13時30分。月曜・火曜定休。料金は1組2万2,000円(5人まで、3歳未満は人数に含まない)。各回3組限定。事前予約制。9月8日まで。

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