Bリーグ1部の滋賀レイクスが2月8日・9日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)でシーホース三河と対戦した。
「ダンディズム」を探し続けている常田耕平選手 ©B.LEAGUE
8日は、1クオーター(Q)で30失点したが、2Qの三河の得点を14点に抑え、4点差まで詰めて前半を終える。3Q、三河のザック・オーガスト選手にシュートを100%の確率で決められ、58-74と突き放される。4Qも点差を埋めることはできず、80-99で敗戦した。
9日は、試合開始から4分以上フィールドゴール(フリースロー以外の得点)ができない重い立ち上がりとなる。この日もオーガスト選手に効率よく得点され、前半だけで8本中7本のシュートを決められる。三河がこの試合を通し高い確率でシュートを決めた一方で滋賀はシュート確率が低く、フィールドゴール確率が34.8%と低迷。73-110と今季最多失点で敗戦した。
B1リーグはFIBAアジアカップ2025予選のため、3週間、中断期間に入る。滋賀の前田健滋朗ヘッドコーチは「自分たちがどこにフォーカスしていくか、どこを改善していくか、なおかつどこで自分たちの良さを出していくか、これらがいかにして勝利につながっていくかというところを、この3週間で分析して、残りの20数試合を今とは違った状況にできるように、しっかりと取り組んでいく」と話す。
キャプテンの野本大智選手は「自分がチームに何をもたらしているのかを考え、高いエナジー見せることと努力することを意識している。あまり言葉がうまい方ではないので、姿勢や背中で見せるキャプテンになれるようにしたい。シーズンが終わった時に自分がキャプテンで良かったとチームメートや滋賀レイクスに関わる人に思ってもらえる選手になれるように頑張りたい」と話す。
常田耕平選手は「個人で打開しなきゃいけない部分はあると思うが、もう少しチームで作ったシュートを多くして、オフェンスをいい終わり方にできれば、いいディフェンスに入れると思う。みんなシュートを打ちたいし、みんな攻めたいが、それではバスケットボールにならない。この場面は誰に打たせるのかという共通意識がないと、難しいシュートになってしまう。中断期間に質の高いコミュニケーションを取り、共通認識を持ってプレーできるようにしたい」と話す。