
大津市在住の中学3年生・清水さら選手が2月13日、中国のハルビンで行なわれた冬季アジア大会スノーボード女子ハーフパイプで優勝した。
ユースオリンピック冬季大会で銀メダルを獲得した時の清水さら選手(写真提供=清水さら後援会)
決勝が荒天で中止となり、予選で98.00点の高得点を出して1位通過した清水選手が優勝となった。清水選手は「コーチミーティングの段階で決勝の日は悪天候で中止になる可能性があると聞いていたので、予選から攻めた。年齢制限がない大会で優勝できてうれしい」と話す。
4歳からスノーボードを始めた清水選手は、小学低学年から大会に出場し、2024年、14歳の時に韓国の江原道で行われたユースオリンピック冬季競技大会で準優勝した。当時、大腿骨を疲労骨折していた清水選手は高さのある技を禁止されていたという。「ユースオリンピックの時は同じ年のライバルに負けて悔しかった」と振り返る。
15歳から出場できるワールドカップにも今シーズンから出場し、優勝1回、3位1回の成績を残している清水選手は2026年に開催されるミラノ・コルティナ冬季五輪での優勝を目指している。清水選手は「優勝するにはダブルコーク(縦2回転・横1回転する技)ができないと得点が伸びない。ダブルコークを習得したい」と意気込む。
清水さら選手後援会会長の小佐々哲成さんは「小さい時から見ていたさらちゃんが世界に羽ばたくのをサポートしたい。一緒に応援してくれる人を増やしたい」と話す。