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守山の美術館で「わけあって絶滅しました。展」 恐竜などが絶滅理由を述懐

佐川美術館で開催されている「わけあって絶滅しました。展」会場

佐川美術館で開催されている「わけあって絶滅しました。展」会場

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 絶滅した生き物を紹介する企画展が現在、佐川美術館(守山市水保町北川)で開催されている。企画展のタイトルは「わけあって絶滅しました。展」。

化石を触ることもできる

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 シリーズ累計発行部数96万部以上という書籍「わけあって絶滅しました。」に登場する生き物のうち、約50種の生き物が絶滅した理由を紹介する同展。同書は「デコりすぎて」絶滅したオパピニアや優しすぎて絶滅したステラーカイギュウなどが、自ら絶滅理由を述懐する図鑑で、第1弾が2018(平成30)年に発行された。

 会場では、恐竜やニホンオオカミなどが絶滅理由を述懐するパネルと共に、ステラーカイギュウの全身骨格標本や、アノマロカリスの電動模型、多くの生き物が絶滅する原因となった隕石などを時代順に展示している。順路の最後では、絶滅の危機にあるライチョウなどを紹介する。

 学芸員の深井千尋さんは「触れられる展示が多いので、五感を通して生き物の存在を感じてもらいたい。絶滅にはさまざまな理由があり、近年は人間の活動による絶滅が多い。絶滅させないためには何ができるのかを考えてもらえれば」と来場を呼びかける。

 展示を見た甲賀市の小学3年生・橋本杏慈さんは「絶滅にもいろいろな理由があるのだと知った。ダチョウの卵に触れたのが印象に残った」と話す。

 開催時間は9時30分~17時(入場は16時30分まで)。5月5日を除く月曜休催。入場料は、大人=1,300円、高校生・大学生=900円、中学生以下無料(要保護者同伴)。5月6日まで。要予約。予約はウェブサイトで受け付ける。

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