近江米のおにぎりと近江牛の焼き肉、すき焼きのフルコースを提供するイベントが10月29日・30日、完全個室焼肉すだく浮世亭(栗東市辻)で開催された。
2日間で136人が来店。契約農場から仕入れるA5ランクの近江牛のステーキ、焼き肉のほか、タン、カクマク、チレなどの刺し身を提供。サーロインのすき焼きに合わせて、「おにぎり太郎」こと木曽太郎さんが土鍋で炊いた大分県産ひとめぼれを客の目の前で握り、佐賀県産のりで巻いたおにぎりも提供した。
同店を運営する総合近江牛商社(守山市守山1)社長の西野立寛さんは「海外で日本の牛肉と言えば『神戸ビーフ』が有名で、近江牛の知名度は低い。アジアに近江牛を広めたいと思い、まずは地元の滋賀県の人に味わってもらった」と話す。
同社は2026年2月にシンガポールで開催される「ジャパンレールフェア」に出展する。西野さんは「おにぎり太郎さんのおにぎりと近江牛の試食を提供する。近江米と近江牛を日本だけでなく、東南アジアでも広めたい」と意気込みを見せる。