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滋賀レイクス、長崎に2連敗 主力を欠く中模索した新しい形の攻撃

「以前から明確にあった課題がより顕著に現れた試合となった」と悔しさをにじませるキャプテンの野本大智選手

「以前から明確にあった課題がより顕著に現れた試合となった」と悔しさをにじませるキャプテンの野本大智選手

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスが12月13日・14日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で長崎ヴェルカと対戦した。

14日、26点、11リバウンド、0ファウル、11ファウルドローンのトーマス・ウインブッシュ選手

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 Bリーグ全体1位で、平均得点も1位の攻撃力を誇る長崎に対し、滋賀はゾーンディフェンスで対抗。13日は、ザック・オーガスト選手の得点などで第3クオーター(Q)までは競り合えていたものの、第4Qに連続して3ポイントシュートを決められ、突き放された。第4Qだけで31失点し、82-107で敗退した。

 オーガスト選手は、13日の試合でディスクォリファイングファウルを宣告され、退場となった。そのため、リーグから1試合の出場停止の懲罰を言い渡され、14日の試合は欠場となった。

 14日、滋賀のゾーンディフェンスに対し、スペースが空くゴール下へのカットインから得点するなど対策を講じた長崎は、順調に得点を重ねる。滋賀は得点源であるオーガスト選手の欠場が響き、前半終了時点で32-59と大きく点差を付けられれた。

 第3Q開始2分過ぎ、現在Bリーグのアシストランキング1位で、滋賀の攻撃の起点となっている游艾チェ(ユウ・アイチェ、チェは「吉吉」と書いて1文字)選手が4ファールとなり、ベンチに下がる。滋賀は、游選手が出場していない時間帯のオフェンスのクリエートが課題となっていたが、14日はキャプテン・野本大智選手や岡田泰希選手がハンドラーとして長時間出場した。日本人ビッグマンの市岡ショーン選手が起点となる攻撃で得点を重ねた。市岡選手がゴールから離れた位置でボールを持ち、周囲の選手が動き、フリーの選手にパスを出すことで得点につなげた。

 市岡選手は14日、7アシストを記録。滋賀の前田健滋朗ヘッドコーチは「市岡の7アシストは、日本人ビッグマンとしての彼の強み。今シーズン、市岡が起点となる攻撃はほとんどなかったが、市岡、野本、岡田で攻撃の形を作れたということは、今後のチームにとってもプラスになる」と評価した。

 滋賀は、後半だけで52得点したが、前半の点差が響き、84-106で敗戦した。

 27点ビハインドで迎えたハーフタイム、チームメイトに「ここでやめてはいけない」と声をかけたという野本選手は「たくさんのファンに来てもらっている試合で『やめる』という選択肢はない。常に戦い続けなければいけないとチームで話し合い、最後まで戦い続けられた。良い形ではなかったかもしれないが、戦い続ける姿を見せられたのはよかった」と話す。

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