Bリーグの滋賀レイクスが12月22日、ホットスタッフ滋賀(栗東市手原5)の協賛を受けて、栗東市内の公立小・中学校にバスケットボール75球を寄贈した。
同クラブが2022年に始めた「レイクス・バスケットボール寄贈プロジェクト」の一環で、同クラブの平野敬之さんによると、県内に累計約4300球を届けてきた。「用具不足を解消することで、競技への入り口を広げたい」と話す。今回は人材サービスを手がけるホットスタッフ滋賀が協賛。当日は栗東市役所市長室で寄贈式が行われ、竹村健市長、今井義尚教育委員長、ホットスタッフ滋賀の中村陸社長、平野さんらが出席した。寄贈内容は、市内小学校向けに50球、中学校向けに女子用12球・男子用13球の75球で、教育委員会小学校9校と中学校3校に配布する。市にバスケットボールが贈った。中村社長には竹村市長が感謝状を手渡した。
今後の寄贈計画について、中村社長は「滋賀県の19市町全てに寄贈したいと考えている。次は彦根市を検討しており、その次は栗東市の隣接市町に寄贈したい」と話す。「道具がないからできないという状況をなくし、劣化した用具によるけがも防ぎたい」とも。
「公式球は価格面の負担が大きく、学校備品としての更新が難しい。今回の寄贈は児童生徒が競技に親しむ機会の拡大になる」と竹村市長。酷暑対策として体育館への空調整備を進める中で「民間企業と連携しながら、子どもたちの教育・スポーツ環境を整えていきたい」と話す。