草津市立水生植物公園「みずの森」(草津市下物町、TEL 077-568-2332)で現在、世界でも見ることが難しく幻の花と呼ばれる「ブルーアマリリス」が淡い薄紫の花を咲かせ来園者の目を楽しませている。
ブルーアマリリスは、ブラジル南部の山の断がいに生育するヒガンバナ科の球根植物。鳥が羽を広げたような葉に薄紫の波打つ花びらが優雅で美しく「ブラジルの皇后」とも呼ばれている。花を咲かせることが大変難しく、植物図鑑でも紹介されることも少ないため愛好家の間ではあこがれの花となっているという。
同園では、愛知県の愛好家から譲り受けた株を温室で栽培しており、前回は2007年10月に開花している。
同園の城山豊園長は「今月18日に蕾(つぼみ)ができていることを確認してから、あっという間に6輪が開花した。開花の事例が少なく開花の周期などその生態は謎だらけで、次はいつ咲くのか全くわからない。一生に一度見ることができるかどうか、まさに『幻の花』」と話す。「開花は27日ごろまでなので多くの人に観賞してもらいたい」とも。
開園時間は9時~17時。入園料は、大人=300円、高校・大学生=250円、小・中学生=150円。月曜休園。